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宮城県大崎市鳴子温泉川渡の温泉旅館「玉造荘」が12月18日で営業を終了し、閉館
することを決めた。1968年に開館した建物は老朽化が進んでおり、運営する公立
学校共済組合(東京)が、改修しても費用対効果が小さいと判断した。
玉造荘は3階建てで、客室数は23。総定員72人は川渡温泉では最大規模。公立学校
共済組合の保養所として開設された。近年は客の3〜4割が教員と元教員の家族で、
一般客も受け入れてきた。約4万8000平方メートルの敷地にグラウンドゴルフ場
があり、レストランも併設している。
建物は建設から54年たち、館内の電気や水道設備を更新する時期を迎えていた。
また、新型コロナウイルス感染拡大に伴う利用減で、近年は赤字経営だった。
鈴木良夫支配人は「コロナの影響もあったが、閉館は老朽化が一番の原因。故障で
利用客に迷惑をかけられない。安全確保のために判断した」と説明する。
現在の従業員はアルバイトを含め26人。玉造荘は希望者には再就職先をあっせん
するという。