一般ファンや一部の絵師で、非常によくある著作権についての勘違いを挙げておくと、
例えば、鳥山とか手塚とか一目で特定できる画風、タッチってあるじゃない?

その独特な画風やタッチを忠実に再現できるAIがあったとして、
それを使ってイラストとか漫画、アニメを作らせたとする。

さて、これは果たして違法又は権利侵害か?というと、
多くのファンが権利侵害だ!通報してやる!などと憤るんだが、それは大きな勘違い。
実際には全く合法で、著作権侵害にもその他あらゆる権利侵害にもあたらない。

何故なら、画風やタッチというのは、著作権保護の対象ではないから。
よってAIも含めて、画風やタッチは誰がどう真似しようがアレンジ加えようが自由なんです。

法律論的な言い方をするならば、
『画風やタッチの元となる、筆の運びや絵の味というのは本質的に流動的なものだし、
客観的な定義付けが出来ないため、独占権の設定も不可能なので法的権利保護の対象にはなり得ない』
だね。