炭素窒素比の重要性、窒素飢餓が起こるわけ、窒素固定のバクテリアの働き、バクテリアの餌を提供するキノコや糸状菌の働き、
炭素資材を最も効率的に分解するキノコや糸状菌、それらの働きの結果として土壌の団粒化が促進され、空気と水が行き渡ること、
窒素過多で育てた作物の硝酸態窒素の問題、硝酸態窒素濃度の高い作物を虫が好み腐敗分解を起こすこと、
自然の仕組みとして炭素資材さえあれば窒素等の肥料は不要であること・・・・

「これなら理屈が通る!」
「理路整然としている!」
粘土団子の福岡正信翁、赤目自然農塾の川口由一さん、奇蹟のりんごの木村秋則さん、数々の自然農法の先達の指し示して
いることと共通もしている。
「炭素循環農法」の特徴は、作物生育の原理が明快に解説されていることだろう。
そして その原理に基づく具体的な農法を体験的に示されているので、理解し易い点だ。