>>250
>>307
をレスした者だが、買い物に行ったら、緑のタヌキを見て、もうこのスレの時期になったなと感じた。
夕日が沈み赤黒色の空の下で、緑のタヌキのカップからの湯気が冷たい北風でたなびき、空に浮かぶ下弦の月と金星をぼんやりさせているのを見ながら食べていたら、なぜか切なくなった。
冬になると、いつも使っている善光寺門前の七味からゆず七味に変えるが、ゆずの匂いを楽しんでいると、毎年大晦日に祖父と庭のゆずの木からゆずを取り、細かく切り緑のタヌキの天ぷらの上に少し乗せて食べた記憶が蘇る。
祖父が緑のタヌキが好きで、いつも家に行くと買い置きがあったのを思い出した。
小学生の頃からいつも一緒に緑のタヌキを食べていた。
祖父の病気が再発して入院する前日の夜に食べたのも緑のタヌキで、それが最後の食事でもあった。
祖父が亡くなり年月は経ったが、いまだに緑のタヌキを食べるとあの頃の幸せな時間を思い出す。
今年もあと少しですが、皆さん有意義に過ごしましょう。