女の子の上に俺が落ちてった話
スレ立てはじめてのド初心者です。立てる板が違ったり文章が下手くそすぎたりと、もう救いようがないですがよろしくお願いします。
叩かれる覚悟できてますので、いくら叩かれても書こうと思います。むしろ叩かれたい 俺:当時中二・フツメン判定で頼む・いじめが原因でド田舎に引っ越す
俺は小五で一回事故ったんだけど、その時の後遺症で片目だけ色が違う、いわゆるオッドアイになった
オッドアイっつってもアニメラノベみたいなかっこいいやつじゃなくて、黒目の一部に緑が、っていうお世辞にもきれいとは言えない感じになった
このせいで小5から上述のいじめにあったんだけど、これがまたひどい
具体例書くとまた思い出して辛いから書かないんだけど、クラス全体(先生含む)、下手したら学校全体の規模のいじめだったかもしんない
いじめあったことあるやつなら分かると思うんだけど、本当になんにも信用できなくなる。親もだ。まじで全部が暗くなる、暗澹ってやつ
それが2年続いて(エスカレーターだからそのまま)、中一の時、やっと救われた
ただ一人だけ味方でいてくれた国語教師が頑張ってくれたお陰で、PTAに伝わり教育委員会へ
いじめに関わった生徒教師に【相応の罰】と、俺への処置が渡された
あぁ、やっと救われる。などと考えた反面、また向こうでもいじめられるんじゃないだろうか、そんな疑心暗鬼的不安が脳内を渦巻いた。まじで人間不信だったんだよ んで、その処置ってのが、【謝罪の気持ち】と【任意での転校(何割かはあっちが持ってくれるみたいだ)】
ことを大きくしない代わりに〜。みたいな感じで、いじめてた教師共がうちの親にペコペコしてたのは気持ちよかったな。ゾクッてした 両親はキレながら泣くという一発芸を披露しながら転校届けに判を押した
引っ越し先は某県某市。親の親戚のつてで家を探した
移動中の車のなか、様々なことを考えた
またいじめに会わないか、クラスメイトは快く迎えてくれるか、教師は良い奴か、新しい家はどんなんだろうか
この頃は本当に暗かった
無言で車に揺られるうちに考えた疲れたのか眠ってしまった
次に俺をたたき起こしたのは、夏の風物詩、蝉時雨だ。ツクツクボウシだろうか?
「ツクツクボーゥシwwツクツクボーゥシwwツクボーゥシボーゥシボーゥシwwwwwwwww」
こんな具合に合唱してやがったのを覚えてる この時間だからな〜...誰もみてない?
嫌な起こされ方をした俺は、睡眠を要求してくる体を無視して気だるげに体を起こした
窓の外に目を向け、息を飲んだ。いや、実際そこまで驚いちゃいないんだが。
―目の前に広がるは緑、それを山だと理解するのには数コンマかかった。
―その下では広大な畑、何人かのジジババが顔をあげ手を振ってくる。
―それらすべてを包み込む、突き抜けた青空。種類はなんだろうか、小鳥が飛んでいる。俺はこれをみて今日の夕食に焼き鳥をリクエストしようと思った。
このどれもが、自分の住んでいた自称都会地域ではお目にかかれないものだった。
安心できる。今もある俺を虐げた街よりも、人間としての生き方を貫く。少なくとも安全だと思った。 ごめん、文章力なくて田舎の自然を伝えきれない。実際はほんとにきれいなんだ
そんなことばっかしてて、転入当日の面白い挨拶や自己紹介を考えていなかったのだからぶん殴りたくなる。
話を引っ越し初日に戻す。
大きいトラックがこれまた大きいおとをたて静かなド田舎を進んでいったのだから、無論、情報伝達速度がインターネットを越えるド田舎ネットワークではそれなりの話題になる。
引っ越し作業を手伝いに来てくれたり、差し入れを持ってきてくれたりと、田舎の人々の優しさを体感した。本当にありがとう。
作業が中盤に差し掛かったころ、地元の中学生だという二人が現れた。当時は本当に人が怖く、不信感しか抱けなかった。田舎の安全さをだんだんと理解していっていたが、やはりトラウマはそう簡単に俺から離れてくれなかった。
故に、気を使い遠くから呼び掛けてくれていた彼らには気づかないフリをして家のなかに入ってしまった。 一応まだプロローグなんだけど長すぎた
一気にカットするか
まぁそんなこんなで迎えた転入当日。
玄関で初老の小太りなおっさん、校長先生に迎えられ「いろいろ辛かったんだってね...。」と同情された。金よこせ
学校内を案内してもらって見回った。
まず驚いたのは人数の少なさ。一クラスどころか一学年7、8人が平均だった。 「ここはみての通り田舎で、人数も少ないから気楽にしてね。今までいじめの案件が持ち上がったことはないんだ。いじめはないよ。」
教頭の言葉を信じる信じないはあとにして、俺が配属されたクラスは2年だった。当たり前なのだが。
あとはお約束通り冴えない挨拶を済ませ、席につき授業を受けて帰った。
授業中、やけにうるさいセミの声と窓から差し込む白い光をみて、自分が平和な世界に迎えられたことを自覚する。 もう少しで本編っぽいのにはいるよ、長くてごめん
納涼祭二、三歩手前程度の暑さの8月
俺は無事、クラスに馴染むことができていた。クラスが迎えてくれて、本当に嬉しかったんだ。
放課後にクラスで集まり行う鬼ごっこにも参加することができていた。
因みに、この地域の鬼ごっこは少し特殊で、ルールそのものは変わんないんだけどなぜかみんな、鬼からは本気で逃げていた。普段本ばかり読んでいるような娘も、鬼ごっこだけは全力でやっていた。 んでこっから本編、ながくごめん
毎度恒例の鬼ごっこが始まった。
下校道の途中にある、葵神社(仮名)ってとこの裏、通称神社裏がいつものスタート地点だった。
神社裏には銀杏木がめっちゃあって、そこは影になるので暑さをしのぐにもよく、しょっちゅう使われていた。
無数の木漏れ日が地面に、みんなにうつりとても綺麗で好きな場所だった。
「じゃぁいくぞ...。よーい...」
クラスの委員長的な存在、圭が開始を促す。その声にみんなが顔をこわばらせる。
ぐっと足に力を入れ、合図を待つ。
静寂。
「ドンッ!」
バッと落ち葉が舞う。
四方八方へみんなが散らばっていき、鬼は目をつぶる。
本当にみんなの剣幕がすごい。 読み返したらつまらなかった
まぁいいか
皆が必死こいて走り回るなか、俺はといえばもう少し先にある葵神社2(ご神体が同じだから名前が一緒)に向かっていた。
仲良く二人で逃げる女子二人を鬼が追っかけていくのを横目に、足を急かす。
無事神社へたどり着き、裏側から侵入していく。
裏側からいくのには理由があって、ほとんど同じ設計の葵神社1よろしく、植えられた銀杏木から神社の瓦礫の上に乗るためである。
今思えば、ちゃんと正面からはいればよかった。
俺「よっと...」
かなり罰当たりなことをしているが、当時は中学二年生。神社の上に座るという格好よさを求めてしまうのだった。
滑らないように登り、頂点に腰かける、ってとこでまさかの痛恨のミスw
後ろに止まった鳩に絶叫し、見事滑り落ち、
俺「ちょっまっ...」
落下地点は石段、加えて
俺「ぐえっ!」
「きゃぁっ!?」
――女の子の真上だった。 正確に言えば、真上に落ちていったが女の子が避けたせいで石段。つまりは石段に全身打ち付けたことになる。
俺「いっつつつ...。」
女の子「」
女の子ポカーン。そりゃそうだ。
神社の境内に人が落ちてくるなんて、誰も予想しないし警戒しない。
俺だって自分が女の子の上に落ちてくなんて予想もしなかった。
女の子「だ、大丈夫ですか?」
口を開いた女の子の声は、非常に可愛らしかった。言い換えればロリ声。
背中の痛みが少しずつ引いていくのを感じ、少し頑張って立ち上がる。
俺「すいません、降ってきちゃって...。」
今思えば意味不明だ。
このとき、まじまじと女の子を見てみる。
...。
ん?どっかでみたことあるな。
女の子「あっ学校の...。」
俺「あぁ、学校の...。」
そうだった。同じクラスだった。
が、お互い名前は出てこない。
女の子「フフッ」
気まずさの溢れる沈黙の空間を破ったのは、彼女の笑い声だった。
俺が不思議そうな目で見つめていると、
女の子「ごめんなさいwで、でも、降ってきてごめんなさいってw」 確かに降ってきちゃってはおかしかった。
でも笑うか?
女の子「それに、お互い名前が出てこないってw」
どうやら笑いの坪が浅いらしい。
俺「え、えとごめんw」
女の子「ううん、こちらこそごめんなさい。えっとー...」
俺「1だよ。」
女の子「あーそう、1君だ」
女の子「私は、葵っていいます。」
葵は微笑んで名乗る。
葵、神社と同じ名前だ。それに、制服でこんなとこに...。
何をしているんだろう、と思ったが、その疑問はすぐに解消された。
葵が右手にフルートを持っていたからだ。