米国のサウジロビー 石油王の前にひれ伏す米国野リーダーたち 2017年05月13日 16:40
https://jp.sputniknews.com/politics/201705133633226/

今月末に予定のトランプ米大統領のサウジアラビア訪問を前に12日、サウジが米経済に400億ドルと
いう前代未聞のインフラ投資を約束する計画というニュースが駆け巡った。

スプートニク日本

オバマ政権がサウジの宿敵イランと核合意に調印して以来、米国とサウジの関係はぎくしゃくしてきた。
トランプ氏は初の外遊先としてサウジを選んだ。そしてサウジ側から投げられた巨額投資の申し出は
米新政権との関係改善に向ける意気込みを先んじて示したものと受け止められている。

サウジアラビアと米国の「特殊な」関係についてロシアのTV局「RT」のミゲル・フランシス・サンチヤゴ
記者は、米国内の「サウジロビースト」の果たす役割に着目して次のような辛口の解説を試みている。

「米国政権がサウジアラビア王室に寄せる愛の深さはおそらく米国においてサウジのロビーがどれだけの
影響力を持っているかを見れば説明がつく。そうした影響力を及ぼしている組織は『パデスタ・グループ』
『マッケオン・グループ』『DLA PIPER』など。これらのサウジ・ロビーストらが米国同時多発テロ事件
(9・11テロ)に関してサウジを訴える動きを阻止している。

当然こうした行為への見返りとして『パデスタ』はサウジと契約を結んでおり、気前のよい額が保障されて
いる。同社の創業者トニー・パデスト氏は米国におけるトップ・ロビーストでヒラリー・クリントン氏の親友でも
あるが、同氏は自ら9・11テロに関する事項に関わっている。

これは公式的なデーターが証明している。なぜなら米国の現行の『外国のエージェント登録』に関する法律
(FARA)に従うと、外国からの資金を得て米国内で業務を行う場合、いかなる者もその業務を登録する
義務を負うからだ。

さらに例を挙げるとミシシッピー州のヘイリー・バーブル知事のロビー企業は2015年にサウジアラビアに
雇われ、(以下、公式データーを引用)『サウジアラビアに世論とマスコミとの関係構築のためにサービスを
提供』したとして50万ドルを受け取っている。