サウジ:フーシー派のテロに対する最高ウラマー会議の見解 2016年11月01日付 al-Hayat紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/src/read.php?ID=41521

■最高ウラマー会議、「ダーイシュ」とフーシー派は同じ

【リヤド:本紙】

最高ウラマー会議の事務局は、警官や軍の努力を評価し「彼らは指導部の知恵と思慮深さを以て
国の治安保護、警備を行っている。アッラーは待ち伏せている者達の思惑を打ち砕き、狡猾な者
たちの計略にお応えになった」と強調した。また声明の中で、彼らは裏切りの矢と不義の力に反対
するアッラーに見放されたのであると強調した。

さらに同事務局は「サウジアラビアを標的としているテロリストはなんであれ、同じビジョンを発信し、
同じ標的に注目している。名称や標語がダーイシュからフーシー派、さらにその他の過激派や
テロリストへと変わろうと、このことは何ら変わらない。こうした勢力は、中道にして中庸、イスラーム
世界の心臓、そしてアラブの本質であるサウジアラビアに真の敵を見出したのである。しかし、
サウジアラビアこそが、テロリストの犯罪プロジェクトを根絶やしにし、彼らの狡猾な計画を失敗
させているのである」と明らかにした。また同事務局は「アッラーとその御助力のおかげで傲慢な
者達を撃退し、国の安全を守り、その土地にいる滞在者、人民、聖地、メッカを目指す者達を護る
力と能力が、サウジアラビアにはある。サウジアラビアは強い意志、力と英知によって聖地を護り、
敵の攻撃に反撃することに躊躇しないだろう」と付け加えた。

そして、同事務局は以下の点に関心を示して言及した。「ここ数日間の出来事は、こうしたことに
対する良い証拠である。それらの出来事とは、フーシー派のテロリストがミサイルでメッカを標的に
したこと、また、テロ細胞がサウジアラビアの人民と安全を標的としていることに関して発出された
内務省の声明で明らかにされたことである。この声明では、テロ集団は名称や主義に関わらず、
等しくサウジアラビアを標的にしているが、アッラーの祝福により、アッラーがすべての人々の前で
彼らの計画を失敗させ、彼ら自身を明るみに出したと明記されている。