サウジを「破門」? イスラム教内部に新たな亀裂 - ウォール・ストリート・ジャーナル日本版
http://jp.wsj.com/articles/SB12281053434115554903104582336861633789988
>>175 の続き

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 グロズヌイ会議から数週間のうちに、サウジでは多数の宗教指導者と一般市民がソーシャルメディア(SNS)で憤りを表明した。
‘一般レベルでサウジ国民は非常に憤慨し、この王国(サウジ)が
 ロシア・スーフィー枢軸と米国・シーア派枢軸のわなにはめられたと考えている’
         - サレ・アルカトラン教授(政治学)、キング・サウード大学
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 サウジの首都リヤドにあるキング・サウード大学のサレ・アルカトラン教授(政治学)は、
「一般レベルでサウジ国民は非常に憤慨し、この王国(サウジ)がロシア・スーフィー枢軸と
米国・シーア派枢軸のわなにはめられたと考えている。(このため)彼らは怒りと不安をあらわにしているのだ」と話した。

 グロズヌイ会議によって困惑させられたのはサウジとサラフィー主義者だけではなかった。
どちらにも属さないムスリム同胞団も「深い悲しみ」を表明し、グロズヌイ会議が「世界中のイスラム教徒の間に不和を発生させた」と述べた。

 シリア内戦の背景も、こうした抗議を部分的に後押しした。

 米ワシントンにあるタハリール中東政策研究所のフェロー、ハッサン・ハッサン氏は、
「それ(今回の会議)はサラフィー主義者対穏健派の問題とは見なされていない。
(エジプトの)シシ大統領支持者とUAE国民の支持者が、ロシアがシリア市民を空爆している最中に同国を訪問したと考えられているのだ。
それは後味の悪さを残し、彼らは反逆者、裏切り者と見なされている」と語った。