体育館の中ではピチ男をお漏らしさせる為の逆立ち練習が行われていた。
2段しかない跳び箱を2個平行に並べその上に一男と小五郎がそれぞれ乗っていた。

右足首を一男、左足首を小五郎が持っていた。
正確に言うとピチ男の足の甲を自分の首根っこに引っ掛けて両手でピチ男のかかとを握っていた。
そうすると余り力を入れなくてすむので楽なのである。
そして何故跳び箱が必要なのか?
それは跳び箱がないとピチ男を逆立ちさせるのに足首を持った腕を思い切り上に伸ばさないといけないのでどうしても跳び箱が必要だったのである。
ただ跳び箱をそれぞれ少し離して置いた為、ピチ男の股は開いた状態だった。

「バカモーン!早くはなさんかー!タコの干物みたいにしおって!ワシはトイレに行くのだー!早くはなせー!」

「だったらここでしろ!楽になるぞ?」

「うむ!よし!ならばここでしてやろう!オイ!すぐにトイレをここに持ってこい!すぐにだぞ!もちろんトイレットペーパーも一緒だろうな!早く!」

プチッ・・・ 一男、小五郎、二郎はこの時頭のどこかで切れる音がした。



少し離れた所で三太夫と四郎は彼らのやりとりを見て爆笑していた。    つづく