ピチ男が6年生の時、体育の授業で逆立ちをする事になった。
上手に出来る子もいれば出来ない子もいました。
出来ない子は勢い余って前に倒れるのを恐れ、壁に向かって逆立ちをしたり、前に補助の子を立たせ足首を持ってもらい逆立ちをする子もいました。
みんなそうして努力しているにも関わらずピチ男は何もせず手を後ろに組みぶらぶら歩き、上手に出来る子には
「うむ!よし!それでこそ君だ!」と、上から目線で発言し出来ない子には
「かー!話にならん!やりなおしー!」と、罵倒していました。
みんな頭の血管をピクピクさせて
「だったらお前やってみろ!」と、至極当然の声を浴びせても
「だまれー!ワシは今忙しいのだー!バカモーン!」と騒いでいました。   つづく