若い時は脳の処理能力も体力もある。
でも経験値がない。
歳をとると脳の処理も体力も劣化する。
でも経験値がある。

若い時は無駄に自分を過信できるし、細胞活性が良いので
不都合なことも直ぐに忘れてバカっぽく生きれる。
でも歳をとるとそうもいかなくなる。
ソフト(知恵)はあってもハード(肉体)が不安定になる。
悲しいかなこれが人間の宿命だ。

昔の人たちは、そういう意味で年寄りの知恵を上手く使うという
社会の仕組みを作っていた。
でもコンピュータ時代になり、経験値(データ)が記憶だけだという
間違った思い込みが蔓延したせいで「解釈」よりも「記録」という
価値偏重がおきてしまった。
これは決して良いことではない、ということだけは言っておきたい。