1974〜76年は在京局の新聞資本の整理、「腸捻転ネットワーク」の解消の他にも、広島に第4局が開局して「札仙東名阪広福」が完全4局体制になった時期。

大阪はABCでTBSの番組が、一方のMBSでは東京発の番組がNET(テレ朝)8:12ch(テレ東)2の割合で流れ、12chの大部分と一部のNET番組はサンテレビとKBSで放送されていた。
またABCも土曜19時30分は「部長刑事」の放送を堅守したため、本来同時刻の「お笑い頭の体操」が翌週火曜19時30分に遅れ放送され、本来火曜19時30分の「55号決定版」は土曜17時30分にこれまた遅れ放送されていた。
なぜか「シャボン玉プレゼント」も13時からで、本来同時刻「花王愛の劇場」は15分遅れで放送、逆にTBSはABCとは30分遅れで「シャボン玉プレゼント」を放送していた。
これらが一斉に整理され、75年3月31日以降MBSはTBSの番組を原則同時放送。ABCもNETの番組を原則同時放送とし、サンテレビとKBSはほぼ12ch受けのみとなった。
ただしABCは開局以来の「部長刑事」の枠異動はせず、本来同時刻の新番組「秘密戦隊ゴレンジャー」は17時30分からの先行放送になった。
また、各地方ではMBS番組がNET系以外の局でも放送されていた(「よしもと新喜劇」が東海テレビや広テレで、「ヤングおーおー」がHBCとRKBでそれぞれ放送)のがすべてTBS系列局に統一され、
12chで放送されていたMBS番組(「ヤングおーおー」など)もTBSに移管された。