懐メロというのは死語と言っても良いものである
既に数十年前の段階で
音楽業界はインフラや学術的研究の高度化により
歌詞やメロディよりも編曲が重要なレベルに達している
そのためメロディ=曲のような
偏った認識を生む言葉の使い方が不当である

また音楽の高度化により
懐かしいからという動機だけで聴くような曲も多くはなくなった
そんな現在でも懐メロという言葉が使われるとしたら
それは売る事ばかりを重視して
流行りに合わせて作っただけのレベルの低い曲が陳腐化し
懐かしさを味わいたくて聴くぐらいしか
価値の無くなったものを言うのである

そういうネガティブなニュアンスが強くなってしまった懐メロという言葉を
懐かしいかどうかに関係なく時代を超えて
日常的に聴く価値の有る高うクオリティの曲に使うのは
強い違和感が有る上に偉大な作曲家や編曲家に対する不敬・侮辱でもある
そういう曲については懐メロという言葉を使わず
本来は名曲、名作、クラシックのような表現を使うべきである
(ただクラシックについては歌詞の無い曲が多いため
歌詞が無い曲というイメージが強いので
別の呼称を検討すべきかも知れないが)

個々人で時折懐メロを楽しむ分には何の問題もなかろう
しかしネガティブで後ろ向きな話題のために
わざわざ板まで設けるのは間違ってると思う