シナリオ集には1週分ごとに出演者1人のインタビューが載ってるんだけど、今週分の勉さんを演じた塩見三省さんの話が深くてすごくいいんだよね
一部抜粋

最終回を迎えてすべての物語が完結したら…震災も含めて、ものすごく大きな構造として脚本の全貌が現れたんです。
その構成力は「神業か?」と感じるほど。
そんな大きな「あまちゃん」という構造の中の一人としていられたことは、とても幸せな時間だったと、終わった今思っています。
「あまちゃん」は、この現代をすべて掬い取ったような唯一無二の作品でした。
愛情を持って書かれた50人のキャラクターの中に、今私たち・あなたたちが生きている現代のできごと、それに向き合うということ、感情、考え、行動、喜怒哀楽のすべてが含まれている。
やや大袈裟な表現で、宮藤さんはどう思われるか分かりませんが、まるでチェーホフのように、古典になり得る普遍的な物語を朝ドラという形を借りて描かれた。
すべての人が誰かに共感できて、「私はこういう感じで世の中に接している」というシズル感もあり、リアルさも感じられたんじゃないか?と思います。