「ずっとあなたが好きだった」
佐野史郎が演じたマザコンでオタクという冬彦の変態キャラクターが注目され、
“冬彦現象”とも呼ばれるブームを巻き起こした恋愛ドラマ。
3高のエリート銀行員と幸せな結婚をしたヒロインだったが、
夫はマザコンでセックス拒否症。結婚の過ちを痛感したヒロインは初恋の彼との恋を再燃させるが…。
狂おしいまでの妻への愛情表現として夫・冬彦が真夜中に下唇を出してウーウー唸って妻を困惑させたり、
回転木馬に乗ったりと数々の奇行が最大の話題になった。
また、野際陽子のデフォルメした姑役も見どころ。サザンオールスターズの主題歌「涙のキッス」も大ヒットし、最終回は視聴率34.1%を記録した。

「誰にも言えない」
「ずっとあなたが好きだった」(1992年)の賀来千香子と佐野史郎が再び共演し、
結婚をテーマに男女の極限の愛憎を、サスペンス仕立ての強烈なタッチで描いた衝撃作。
佐野演じる麻利夫の奇行がさらに話題を呼び、最高視聴率は33.7%を記録した。
愛する人と結婚して幸せな生活をスタートさせた主人公・加奈子(賀来千香子)。
その隣に自分を捨てた元恋人・麻利夫が引っ越してきてもう一度、やりなおしたいと言う…。
ここから始まる奇妙な愛と人間関係、そして“恐怖の逆タマ男”麻利夫は、
加奈子にはもちろんのこと、彼女の夫にも魔の手を伸ばしていく。
しかし、麻利夫もそんな自分に嫉妬心を燃やす妻の視線には気づいていなかった…。
恋愛結婚に潜む“誰にも言えない”秘密が次第に明かされていく。
主題歌は松任谷由実が17年ぶりに書き下ろして、大ヒット曲となった「真夏の夜の夢」。