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博物館の批評・感想を!
0001名無しさん@お宝いっぱい。
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2011/10/18(火) 19:58:43.69ID:3jtNAWYi0
博物館の展示業務(平常展や特別展)や作品の批評・感想を書いてね。
フォーマットは・・・

■博物館名
■展示会名 (、期間)
■URL
■批評・感想
0248名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/06/03(月) 19:57:15.94ID:8PkW+6dB0
■世田谷美術館
■「暮らしと美術と高島屋」展、2013.4.20−6.23
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/images/sp00163_ad.pdf
■「染織家と親密な関係を築き、美術的な商品を世に問い続ける・・」ことが百貨店美術のスタートらしい。 日本橋高島屋は納得する展示会が多い方ね。 日本橋三越、新宿小田急も味があったかな。 小田急は今は開催しているのかしら?
百貨店美術館では西武が一番。 伊勢丹は平凡すぎた。 今の文化村は良くも悪くもリッチな感じが漂っている。 横浜そごうを含め保守的過ぎるの。 もはや流れを変えられない。 西武で終わってしまったようね。
高島屋鈴木弘治とセゾン辻井喬の対談をビデオで観たけど文化戦略が描き切れていない。 辻井は既に高齢よ。 高島屋の東南アジア進出も二匹目の泥鰌になるかもね。 アジアの生活や文化が日本と同じような道を辿るならいいけど・・。 
■柚木沙弥郎いのちの旗じるし、2013.5.2−8.18
0249嫌がらせ工作員情報等
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2013/06/12(水) 00:37:08.18ID:0R7W5qz00
●逆手ごまかしスレッド立て・逆手撹乱スレッド立て、逆手なりすまし撹乱書き込みに注意!!
毎日嫌がらせをされています。
文化操作 エージェント松本・村上 ロックフェラー帝国の陰謀-見えざる世界政府(原著1976年) 超常力
撹乱策略工作員 集団ストーカー で検索。
0250名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/06/23(日) 19:04:55.81ID:EQx8HVF70
■ギャラリー間
■中村好文展・小屋においでよ、2013.4.17−6.22
http://www.toto.co.jp/gallerma/ex130417/index.htm
■「森の生活」の引用「死ぬときになって自分が生きていなかったことを発見するようなはめに陥りたくない・・」。 納得いく小屋を作ってそこに住むこと。 この引用から逃げる一つの答えである。 会場入口ではもちろん大先輩鴨長明が出迎えてくれる。
堀江謙一のヨットの内部は漆のように赤みがかっている。 精神的肉体的に落ち着いて<ハイ>になれる色だとおもう。
実物のHANEM HUTが中庭に建てられている。 線と管の無い家(=電気・水道・ガス・通信が無い)である。 台所・トイレ・シャワはある。 部屋の本棚をみると、映画関係は小津安二郎とA・ヒッチコック、伊丹十三・・。 小屋的にみえないが。
人間大の小さな建物をみていると必要なモノは何かが明確に見えてくる。 そして自然の中で小動物のように生活する楽しさを想像できる。
0251名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/06/26(水) 23:06:36.82ID:R3KvzoK70
■府中市美術館
■近代洋画にみる夢・河野保雄コレクションの全貌、2013.5.25−6.30
http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/kindaiyouganimiruyume/index.html
■コレクター河野保雄の名前を初めて知りました。 無名の長谷川利行を収集したのは日常の生活や世間の関心から出発したのでしょうか? しかし関心は広がりを持っているようです。 実業家ということで時代に敏感だったのかもしれません。
明治後期から昭和中期までの約250点が展示されています。 これといった作品はありませんが画家たちの周辺を浮かび上がらせるような内容です。 そして多くが両親や祖父母の時代のためか観客の過去を振り返ることができる展示です。
0252名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/06/27(木) 02:29:22.97ID:xoZdYCYn0
■八王子夢美術館
■坂本一成・住宅めぐり、2013.5.17−6.30
http://www.yumebi.com/index.html
■住宅建築は興味が尽きないわね。 衣食住の一つだから。 坂本は「建築を自由にする」と言っているの。 この例として「・・nLDKを使わない。 代わりに関係性を繋げられる主室・間室・外室を使う・・」。 なるほど。 
でも言葉の違いだけでよくわからないわ。 ただ解放的になることは確かね。 土地の狭い日本での一戸建てはこの解放が曲者かもね。 むしろ思想を外に集中する集合住宅のほうが安心して住めそう。
ところでキャプションの文章がまた曲者なの。 多分学生に書かせたのね。 「・・用途の分節に対応しながら各層の平面形状の違いや外部空間との関係から、場所ごとの異なる質の空間を都市へと連続させ開放させる・・」。
文章の意味はわかるけど。 写真や図面の建築物を前にすると混乱するわ。 コトバとモノが一致した建物は心休まるけど、自由な建築は休ませてくれないようね。
0253名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/06/29(土) 09:10:43.61ID:w0SO5Q2t0
■東京大学駒場博物館
■イザベラ・バード旅の世界写真展、2013.3.16−6.30
http://museum.c.u-tokyo.ac.jp/exihibition.html#Bird
■「ツインタイムトラベル」とはバードの写真と地理学者金坂清則の写真を対比させ時空を立体的にすることらしい。
しかし海外旅行というのは麻薬と同じだ。 着陸した機内から出た時の初めての国の匂いと過る不安。 ・・。 成田へ戻る便の席に座った時の脱力感と充実感。 そして離陸直後から次の旅のスケジュールを考える楽しさ・・。
平凡社の東洋文庫は大書店に行かないと置いていない。 この棚の前に経つといつも旅を考えてしまう。 旅行記・遊覧記・随行記・見聞録・漂流記・巡礼記・探検記・航海記・踏査行・巡察記・風土記・遍歴記・名所記・・・。 未知の旅で一杯だ。
バードの翻訳本の多くがこの文庫に収まっているのに納得。
0254名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/07/10(水) NY:AN:NY.ANID:NQlZjKS40
■国立新美術館
■アンドレアス・グルスキー展、2013.7.3−9.16
http://gursky.jp/
■以前「サン・パウロ・セー駅」をみて凄い建物だと感激したことを思い出しました。 でも加工をしていたとは・・、この展覧会で知りました。 彼の作品は不要なモノを削除し必要な対象物を繰り返し並べています。
この繰り返しのリズムが宇宙的広さと静寂を招きます。 なにかこの世界に自分一人しかいない感覚に襲われます。 しかしどうも古臭い感じもします。 古き良きユッタリ感もあるということです。 20世紀の空気が漂っているのです。
過去にみたのは先の駅以外に数枚ありました。 でも名前を真面目に確認したのはこの展示会が初めてです。 写真史の授業に出席したような観後感がありました。
0255名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/07/11(木) NY:AN:NY.ANID:+Nksqbxp0
■東京都写真美術館
■世界報道写真展、2013.6.8−8.4
http://syabi.com/upload/3/1862/world_press_photo.pdf
■今年の作品は静かさがある。 肉片が飛び散り叫び声のする作品は少ない。 大賞が子供たちの葬儀のせいもある。 自制でも入ったのかな? この展示会はいつも世界の見落としや偏見、言葉の優位、想像の欠如を是正してくれる。 
スーダン軍の武力衝突、ベトナムの同性愛者たち、サウスダコタ州のオグララ・ラコタ族、オハイオ州のホームレス、ローマ近郊の売春婦、リオデジャネイロのスラム街、エルサルバドルのギャング間闘争などが記憶に残った。
スポーツではドニ・ルーヴルの日本の相撲。 たった2枚の写真だが新鮮であった。 はじめて相撲の歴史や力士を見た思いである。 見慣れているテレビ相撲番組や新聞の写真はブヨブヨでどうしようもない。
0256名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/07/11(木) NY:AN:NY.ANID:O+nvNfsB0
どうしようもないのは、生の取り組みを見もせずにブヨブヨとか言ってるあんただ。
俯瞰や望遠の映像などでは、競技者の「実」を映すことができないのは当然で、
それはどんな競技でも試合でも同じだわさ。
0257名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/07/12(金) NY:AN:NY.ANID:mZKOnyAV0
■ワタリウム美術館
■JR展・世界はアートで変わっていく、2013.2.10−6.2
http://www.watarium.co.jp/exhibition/index.html
■JRは去年の「ひっくりかえる展」>>67で知ったけどこれは続きのようね。 入場者のポートレイトを大型プリンタで作成してくれるの。 インサイドアウト計画の一環みたい。 
世界で展開している彼の成功活動は日本ではちょっと違う感じ。 それは日本は街中に広告が溢れているからよ。 顔写真もゴミのように埋もれてしまう。 もう一つ、彼の<目>の拘りが日本のあらゆる狭さの鬱陶しさを余計意識させてしまうわ。
作品としてはパレスチナ人とイスラエル人の「向き合って」が一番面白かった。 彼の作品の面白さは<身軽さ>だとおもう。 実際塀や屋根をピョンピョン動きまわっているしね。
0258名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/07/13(土) NY:AN:NY.ANID:25ltnDaG0
■21_21デザイン・サイト
■カラーハンティング展、2013.6.21−10.6
http://www.2121designsight.jp/program/color_hunting/
■思ってもみない企画展である。 アフリカならまずはライオン狩から始めるのがよい。 次の古文書狩は面白い。 色から読み広げると見落としていた古い世界が現前するようだ。 メガネ狩や天気狩、唇狩など見える世界は全て狩れることを発見させてくれる。
しかしなんでも狩れることから驚きがどんどん少なくなっていく。 企画効果が長続きしない。 このような切り口の企画展を連発してくれ! 連日の暑さだから毎日行ってもよい。
0259名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/07/14(日) NY:AN:NY.ANID:3jsPYYwh0
■山種美術館
■川合玉堂、2013.6.8−8.4
http://www.yamatane-museum.jp/exh/current.html
■並べてみると55歳前後の作品が一番キリッとしてしていますね。 脳味噌が最高潮です。 その後は脳活動の衰えと経験の豊かさの二つが混ざり合ってより親しみやすさが増していきます。 これで何度見ても飽きがこないのでしょう。 
玉堂の一番の色は水です。 「春風春水」の川の色です。 よく描かれる鵜飼は篝火と煙で水に色がありません。 この流れの速い水色が山々や木々に湿感を与えて日本の風景を決定づけています。 途中展示替えをして所蔵全点を紹介するようです。
0260名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/07/15(月) NY:AN:NY.ANID:yJCuGpJZ0
■江戸東京博物館
■江戸絵画の奇跡−ファインバーグ・コレクション展−、2013.5.21−7.15
http://edo-kiseki.jp/
■14日に行ってきた。 会期ギリギリで間に合った。 ところでファインバーグ夫妻のメッセージを読んでいたらプライス夫妻を思い出してしまった。
2006年7月に国立博物館で開催された「若冲と江戸絵画」展http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=382 である。 
さらに検索したらこのプライス・コレクションが東日本大震災復興支援として仙台市博物館・岩手県立美術館・福島県立美術館を巡回しているらしいhttp://jakuchu.exhn.jp/ 。 これは驚きだ。
プライスはファインバーグより20年早く若冲から入ったが収集品はどちらも似ている。 例えば今回「群鶴図屏風」(鈴木其一)が出展されているが、なんとプライスの「群鶴図屏風」も来日しているようだ。 両コレクションを日本で観られるのは嬉しい限りだ。
0261名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/07/16(火) NY:AN:NY.ANID:q9jhWxJG0
■森美術館
■LOVE展、2013.4.26−9.1
http://www.mori.art.museum/contents/love/index.html
■これは面白い! <愛>について一癖ある作品群で構成されているからよ。 でも量と質があって消化不良になりそうね。 70名ものアーティストが出展しているから。 
たとえば荒木経惟「センチメンタルな旅」はいろいろな美術館で観てきたけど、妻の裸体写真だけはいつも外して展示されているの。 でも今回はこれも入っていて充実感がある。 このように些細だけど決定的作品に漏れの無いことが展示を面白くしているようね。
会田誠展の性暴力抗議では多くの議論があったけど、結果として森美術館は信頼できるのではないかという気がしたの。 美術館は何か隠しているのではないか? 観客が作品の出展経緯を疑うようになれば最悪だもんね。
0262名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/07/17(水) NY:AN:NY.ANID:IbQcxct30
■横浜美術館
■プーシキン美術館展−フランス絵画300年−、2013.7.6−9.16
http://pushkin2013.com/
■仏300年間の長さは量が質を呼びます。 古典→ロココ→新古典→ロマン→自然→印象→ポスト印象→フォーヴ→キュビズム→エコール・ド・パリ。 ロシア皇帝・富豪コレクターの成果です。 
有名画家では作品の1割くらい見た記憶がありますが全集だか展示会だか定かではありません。 気に入った作品はブーシェ、ドニ「緑の浜辺」、マチィス「カラーアイリスミモザ」。 ゴーギャンの2枚です。 横浜までもう一度足を運んでもいいですね。
0264名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/07/20(土) NY:AN:NY.ANID:AbB91rZ+0
■現代美術館
■フランシス・アリス展−ジブラルタル海峡編−、2013.6.29−9.8
http://www.mot-art-museum.jp/alys/
>>244の続きよ。 でも夏バテのようね。 作品が少ないから。 メキシコ編に入れたらパンクしたかな? 夏休み向けの企画として取っておいたのね。 海の色や波の大きさ、風の匂いが会場一杯で子供たちと一緒にジブラルタルで泳いでいるようだったわ。
海辺の砂遊びや水切りもね。 子供の頃には20以上切ったこともあるし・・。 海へ遊びに行ってきた感じの展示会だった。
0265名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/07/21(日) NY:AN:NY.ANID:V4Zvv7Ye0
■サントリー美術館
■谷文晁展、2013.7.3−8.25
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2013_3/index.html
■イキイキとした江戸後期の世界が文晁を通してみえる展示会です。 文晁は芸術家というより職人絵師で教養人という感じですね。 やはり若い時に玄対に師事し南蘋画等中国文化に触れたこと、松平定信の仕官になったことが大きいですね。
今なら米国へ留学して官僚になったようなもんです。 しかも文化人との交流や弟子の育成が巧い。 弟子への絵画教育も@古画模写A実物写生B個性確立と現実的社会的な段取りを踏んでいます。
芸術家肌ではないので感動して唸る作品はありませんが、安心納得するものばかりです。 「ファン・ロイエン筆花鳥図模写」は模写以上の何かがあります。 後期の「八仙人図」は教養プロ絵師の作品そのものです。
「石山寺縁起絵巻」の補作や六・七巻は素晴らしい色ですね。 カネをかけているのがわかります。 これも安心納得します。 谷文晁を連れ立って江戸時代を周遊してきたようです。
0266名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/07/22(月) NY:AN:NY.ANID:JZXemlZc0
■ギャラリー間
■クリスチャン・ケレツ展、2013.7.19−9.28
http://www.toto.co.jp/gallerma/ex130719/index.htm
■「ルール」と「模型」のことがチラシに書いてある。 会場へ行ったが模型は見えたがルールは見えない。 あたりまえだが。 模型に立ち現れるリアリティと具象化については彼の言い分がよくわかる。 ルールを探したがそれは還元又はミニマルのようだ。
しかし作品はいただけない。 「鄭州高層ビル1,2案」「ロイチェンバッハ学校」は無機質感が漂う。 これをみて伊藤豊雄作品の有機感と比較してしまった。 「パライゾポリスの公営住宅」を俯瞰するとやはり同じである。 生活の豊かさは疑問である。
骨があって肉がないような考え方だと本人も言っているが、その向こうにあるものを見せて欲しい。 会場が狭いから骨だけで我慢するしかないのか。
0267名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/07/23(火) NY:AN:NY.ANID:Jg5BOKol0
■世田谷美術館
■鳳が翔く−榮久庵憲司とGKの世界−、2013.7.6−9.1
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/images/sp00164_ad.pdf
■展名や庵から日本美術かとおもったけど、なんとインダストリアル・デザイン展! キッコーマン醤油の卓上瓶が入口に展示されているの。 いつも見てる瓶だけど、1:1.618の黄金比率できていて<初めて知った驚き>があるわ。
毎日乗っているJR山手線の車両や成田エクスプレスN’EXも彼のグループが関わっている。 新宿西口新宿警察署交差点のサインリングもよ。 いままで見えなかったけど、あらゆるところにデザイン集団GKがあったのね。 秋葉原UDXのデザインもね。
展示数の多いヤマハバイクもとても素敵だわ。 最新のVMAXもいいけど、ヤマハXSV1サクラ(2007年)は醤油瓶と同じ日本的な形で最高ね。 でもなぜ日本的と感じるのかとても不思議。
三章の「道を求めて」、四章「美の彼岸へ」は再びの驚き。 儒教と仏教が融合したような内容なの。 「道具は道に具わりたるもの、道の具わりたるもの・・」。 デザインと東洋思想の融合でここまで入り込むのは凄いけどよくわからない。
道具とはなにか? デザインとは何か? これらは現世で使うものだから彼岸で展示会を終わらせるのは納得できない。 融合のまとめが五章に必要かも。 でも観客自身が現世の未来は切り開け、ということね。
0268名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/07/28(日) NY:AN:NY.ANID:7mHbiWCf0
■東京都美術館
■福田美蘭展、2013.7.23−9.29
http://www.tobikan.jp/museum/2013/2013_fukudamiran.html
■パロディでしょうか? 作品全体が古ぼけているようにみえます。 現実世界を作品に取り込む時に、その時代の生き生きしているところを掴み損ねてしまった感があります。 作品化してもすぐに古くなってしまっているのではないでしょうか。
創作理由がキャプションに書いてあります。 そして絵をみますが文章と作品の関係も真面目すぎます。 面白そうだけどやっぱりツマラナイという絵ばかりです。
でも気に入った作品もありました。 「眠れる森の美女」。 カルペ・ディエムのように時代と無関係なテーマには強い作家だとおもいます。 つまらない記者が書いたニュースのような絵を描き続けるのか理解できませんでした。 
■ルーヴル美術館展−地中海四千年のものがたり−、2013.7.20−9.23
http://louvre2013.jp/
■このような展覧会はいつも疲れるばかりです。 しかし今回は疲れなかった。 リズムがあったからです。 キャプションも読み易い。 映像も目に優しい。 目玉の「ギャビーのディアナ」は素晴らしい。 その横にある「ランズダウンのパリス」も最高です。 
四千年ですから全体の把握はできません。 しかしそれを無視してもかまわない展示思想があるように感じました。 やはりそれはリズムにあるとおもいます。 作品の数と質、配置、経路、解説、映像などから出ているリズムを巧くまとめるのが大事です。
0269名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/08/01(木) NY:AN:NY.ANID:5Thbn9Cw0
■損保ジャパン東郷青児美術館
■<遊ぶ>シュルレアリスム、2013.7.9−8.25
http://www.sompo-japan.co.jp/museum/exevit/index_shuru.html
■会場のあっちこっちに「あなたもシュルレアリスト」がある。 夏休みの子供向けワークショップである。 「リレー」「オブジェ」「コラージュ」「デカルコマニー」「フロッタージュ」。 これだけ作れば立派なシュルレアリストになれる。
出品作品は200点。 多くは国内美術館から集めたものである。 ダリの2枚の油絵は初めてだ。 岡上淑子の7作品は気に入った。 意味と無意味の境界線を漂っている感じだ。 しかも明確で強さがある。 意識を解放してくれる強さである。
0270名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/08/10(土) NY:AN:NY.ANID:kletT/4W0
■ワタリウム美術館
■寺山修司展「ノック」、2013.7.6−10.27
http://www.watarium.co.jp/museumcontents.html
■入口で「ノック」上演の市街図をもらうの。 住民票は不要。 館の入場料は必要よ。 初めて「ノック」の概要を知ったわ。 写真とビデオだけどね。
「青猫化粧館」「便所のマリア」「銭湯における男事件」は戦後日本生活風景の極端化。 「ヒューマンボクシング」や「闇の東京遊覧バス」は客が出演者、「家族中継」や「ノックする招待状」はこれが一般市民に拡張。 「書簡演劇」はビデオだけだと分かり難い。
学生運動も終息した1975年は時代の転換点。 ここまではノックが身近な時代だった。 この後の時代はまさにノックのない豊かな時代。 でも寺山はノックを続け40歳代を駆け抜ける。
この展示は寺山の経歴、実験映画、演劇実験室の三部構成。 詰め込み過ぎて面白くない。 気に入った詩は「列車にて遠く見ている向日葵は少年の振る帽子のごとし」(1957年)。 懐かしい日本の原色の夏ね。
0271名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/08/11(日) NY:AN:NY.ANID:TM/ss7qj0
■国立新美術館
■アメリカン・ポップ・アート展−ジョン&キミコ・パワーズ・コレクション−、2013.8.7−10.21
http://www.tbs.co.jp/american-pop-art2013/
■ファインバーグ夫妻、プライス夫妻そしてパワーズ夫妻。 後者二人は日本女性。 この展示会は自宅に飾られていた作品というから驚きの連続です。 
画家一人に対して作品数が多いので深みが出ています。 最初はR・ラウシェンバーグから、次はJ・ジョーンズ・・。 軍配はJ・ジョーンズですか。 彼には戦略があります。 A・ウォーホルは見慣れた作品ですが、真面目に作品の前に立つと圧倒されます。 
パワーズ夫妻と画家との関係も解説やビデオにあり作品を面白くしています。 やはりXX夫妻というのは二人分ですからパワーがあります。 この展示会もパワーが有りました。 今回はパワーズですか?
0272名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/08/13(火) NY:AN:NY.ANID:DjcVlQzs0
レスがあってもレスしない

キモイスレ
0273名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/08/16(金) NY:AN:NY.ANID:keOErhY10
博物館に置いてもそん色ないと思う。
http://mirai660.net/castle/
0274名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/08/21(水) NY:AN:NY.ANID:wuhWMyG60
■東京写真美術館
■米田知子−暗なきところで逢えれば−、2013.7.20−9.23
http://syabi.com/upload/3/1864/yoneda.pdf
■プラットフォームや道の写真・・。 入口でもらった作品リストをみてわかる。 伊藤博文暗殺現場であり、サイパン島玉砕場所である。 リストを見なければ背景がわからない。 「SCENE」はリストを見たが以降は見ないで会場をまわる。
映像作品「暗なきところで逢えば」はとてもいい。 緑色のオーロラ、公園に設置してある戦車、雪の道路。 そして鉄が響くような音楽。 作者は映像作家が合うと直感的におもった。 映像は説明書が不要だから。
作品リストは見ないで捨ててしまったので「SCENE」以外は記憶にない。
■写真作品のつくりかた
http://syabi.com/upload/3/1866/0713.pdf
■アングル・焦点・光・暗室の構成要素ごとに展示されている。 半分以上はどこかで何回もみている作品である。 だから要素と作品の結びつきがよくわかる。
「写真のエステ」シリーズの中では直截的でわかりやすい。 というよりシリーズを欠かさずみているので力がついたのかな?
■ネコライオン−岩合光昭写真展−、2013.8.10−10.20
http://syabi.com/upload/3/1935/cats&;lion.pdf
■ネコとライオンの横顔の写真が入口に飾ってあったがこれがすべてを言い表しているようだ。 どちらも穏やかな顔である。 他は習性や日常の行動を写している。 ネコとライオンは食べること・寝ること・遊ぶこと・生殖のこと以外は考えていないのではないか?
雌は子育てが追加される。 これらは他者とのコミュニケーションが必須である。 しかし地球環境をみればこれで十分である。 人間は羽目を外してしまった。
0275名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/08/22(木) NY:AN:NY.ANID:HN8smrDM0
■東京ステーションギャラリー
■大野麦風展−「大日本魚類画集」と博物画にみる魚たち−、2013.7.27−9.23
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/now.html
■「真鯉」「ヒゴイ」の鯉2点は博物画ではなく日本画ですね。 見慣れている魚は日本画、他は博物画にみえます。 博物画というのは生物と無生物の中間を感じさせるのがよいのではないでしょうか。 杉浦千里の「エビ」は現代的博物画です。
それにしても大野麦風の絵は素人的です。 このため博物画を志したのは正解です。 上田尚と田中茂穂の二人が解説文を書いていますが、上田尚のは素晴らしい。 魚を生き生きと蘇らせる文章です。
釣る、料理する、食べる工程が有る。 これが日本的本草学です。 魚類画集で知らない魚をみるとまずどんな味か想像します。
0276名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/09/01(日) 09:20:29.42ID:CVbJjCTp0
■平塚市美術館
■日本の絵・三瀬夏之介展、2013.7.13−9.16
http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/2013204.htm
■会場に入って、この画家の絵は時々見ていることを思い出した。 もちろん個展は初めてであるが、他画家の中でみるほうが衝撃力がある。 まとめてみるとこれが薄まる。 
全体を俯瞰するような構成で小さく田畑や民家そしてビルも確認できる。 花火か星雲か? 十字架の星?が散りばめられている。 モヤモヤした神秘性もある。 題名の「神」が多いのも頷ける。 日本画らしいが、そのようにもみえる。
このモヤモヤモクモクムラムラした中から何かが出現するような感じだ。 これからもこの画家はモヤモヤモクモクムラムラを描いていくのかな? モヤモヤモクモクムラムラして何も見えなくなってしまうかもしれない。
0277名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/09/02(月) 05:55:16.92ID:FDeFjws20
■そごう美術館
■幽霊・妖怪画大全集、2013.7.27−9.1
http://www2.sogo-gogo.com/common/museum/archives/13/0727_yureiyokai/index.html
■お盆までに観る予定が今になってしまいました。 しかも三井と横須賀も「妖怪」でしたが残念ながら行きたのはここだけです。 展示は福岡市博物館吉川観方コレクションのようです。 解説もわかり易く涼みながらの鑑賞は最高でした。
幽霊には円山応挙とその一派の存在が強かったことを初めて知りました。 そして浮世絵師豊原国周は住まいと妻を替えるのが癖だということもです。 引っ越しは100回近く、再婚は40回もしたそうです。 凄い!
江戸中期から昭和中期迄の日本の幽霊の全体像が楽しめました。 結構混んでいました。 夏休みの妖怪はデパートでは最高の企画ですね。
0278名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/09/03(火) 19:53:54.81ID:orom2wWf0
■東京都写真美術館
■美輪明宏ドキュメンタリー−黒蜥蜴を探して− 、2013.8.31−
http://www.uplink.co.jp/miwa/
■語りが仏語で驚いてしまったの。 監督をみたらフランス人。 しかもヌーベルバーグ初期の軽快なテンポを持っているわ。 これで「愛と闘いの記録」が薄まって三輪明宏を現代絵画のように浮かび上がらせている。
ゲイ文化は江戸時代までは嗜好という日常世界だったの。 でも明治以降は国家がこれに介入してきた。 この闘いと支えてくれた人々との記録なの。 
宮崎駿との対話場面があったけど、「ハウルの動く城」の魔女の顔は誰もが三輪を思い出してしまうよね。 同じように横尾忠則、北野武の対話があったら最高ね。 三島由紀夫や寺山修司はしょうがない。
三輪の凄いところはやっぱ中性の凄さだとおもうの。 男性や女性を演じていてもベースに中性という性を意識させてくれる。 これが長く活動できている秘訣かもね。
0279名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/09/04(水) 22:22:49.09ID:1xZqFYp00
■東京国立近代美術館
■日本の絵・三瀬夏之介展、2013.9.3−10.14
■ttp://seiho2013.jp/
■栖鳳の画業をほぼ回顧できる久々の大展覧会です。去年の山種美術館の展覧会
>>177 >>188 はもとより、2001-02に高島屋であった没後60年の展覧会より上です。

ただし、その分展示替えが非常に多ので、近代日本画美術ファンなら前期・後期
2度行くのは必須、また次の京都市美術館でしか展示しない作品も数点あるので、
追っかけ推奨です。分かりやすいところだと、海の見える杜美術館の「羅馬之図」は
前期のみ、山種の「班猫」は後期、藤田美術館の「大獅子図」は京都のみです。
もっとも、作品全体の質は非常に高く、複数回行く価値は十分あると思います。

今年の秋は、栖鳳のみならず近代日本画の大型展覧会が目白押しです。
兵庫県美の橋本関雪、泉屋博古館本館の木島桜谷、山種の速水御舟、横浜美術館の
横山大観、山口県美・田原市博の松林桂月・・・。出来ればこれらも合わせて鑑賞して
それぞれの画風や探求を比較してみるのも面白いでしょう。
0281名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/09/11(水) 18:21:47.64ID:+ADzx9Tf0
■損保ジャパン東郷青児美術館
■トスカーナと近代絵画、2013.9.7−11.10
http://www.sompo-japan.co.jp/museum/exevit/index.html
■「マッキアイオーリ」には斑点という意味を持っているらしい。 水分の少ない空間を光がまっすぐに射しこんで来るような絵が目に付く。 湿度の低い晩夏の風景にもみえる。 これがマッキーの明暗なのか?
しかしトスカーナは新時代を捉えられなかった。 パリやミラノの影響が強くてマッキーは蒸発してしまったようだ。 そして首都はローマになりトスカーナは古い貴族と貧しい農民だけが残った。 近代は中産階級がいないところでは芸術も伸びない。
トスカーナの近代絵画史を辿った展示会である。
0282名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/09/13(金) 19:28:42.24ID:tcy4l0nL0
■国立西洋美術館
■ミケランジェロ−天才の軌跡−、2013.9.7−11.17
http://www.tbs.co.jp/michelangelo2013/
■「システィーナ4K」の礼拝堂天井画を観て感動の涙が止まらなかった。 「人間の肉体こそが神の最高の創造物」。 これがミケランジェロのすべてよ。 だから「最後の審判」の後から描いた腰布がどれだけ惨めかあらためて落胆したの。
「真実を語るものは裸体」。 ミケランジェロォォォオオオ・・
■ル・コルビュジエと20世紀美術、2013.8.6−11.4
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2013lecorbusier.html
■こんなに沢山の絵を描いていたとは!知らなかった。 キュビスムの画家としてはイマイチだけど、時代の流れを正確に走っているのは凄い。 でも建築と絵画の関連性はわからなかったわ。 建築を前提として観に行ったのがいけなかったのかもね。
■東京芸術大学美術館
■国宝興福寺仏頭展、2013.9.3−11.24
http://butto.exhn.jp/
■西洋美術館のついでに寄ったけどこれは儲け物よ。 唯識学派法相宗の本山が興福寺だとは会場で知ったの。 「この世に存在するものは己の心が外に現れたものにすぎない・・」。  この唯識論は現代脳科学でも通用するとおもわない?
この考えが二千年前に何故にできたのか? それは人間が持っている直感だとおもう。 生まれながらにして「世界が何であるか知っている」のが人間なの。 あとから経典などが作られたのよ、多分ね。
そして板彫十二神将像、銅造仏頭と木造十二神立像。 立像は頭に干支の動物を乗せているから笑っちゃった。 なかでも毘羯羅 (子)、招杜羅(丑) 、真達羅(寅)立像の表情は素晴らしい。 見応えのある面白い展示会で奈良へ行きたくなっちゃったわ。
0283名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/09/14(土) 18:40:41.35ID:90gmLJbY0
>>282
超高精細4Kカメラの威力は凄いですね
どこが凄いかというと、3Dでなくても立体感がでていることです
0285名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/09/16(月) 10:59:06.22ID:220H44K10
■東京オペラシティアートギャラリ
■アートがあればU、2013.7.13−9.23
http://www.operacity.jp/ag/exh154/
■9人の個人コレクション展です。 ・・もちろんカネが先ですが、作品を持つ前に管理を考えてしまいます。 自宅が広く倉庫も借りる必要があります。 結局美術館が自分の居間だと負け惜しみの考えに落ち着いてしまいます。 ・・コレクターは偉い! 
思ったより突飛な作品は少ないですね。 こんな絵画、置物が自宅にあったらいいなーというのが大部分です。 中にはどうしようもないのもありますが。 写真も多いですね。 やはり管理が楽だからでしょう。
この中でアジェ、ブラッサイ、ブレッソン、ドアノー、ケルテス、レイのコレクションがありました。 しかもこれら写真家の中でも一番気にしていた作品だったので驚きです。 こういうこともあるのですね。 コレクターへのインタヴューは無回答になっていました。
■色について、2013.7.13−9.23
http://www.operacity.jp/ag/exh155.php
■常設の寺田コレクション展です。 気に入っている加納光於、落田洋子、奥山民枝、大野俊明が今回は展示してあり満足でした。 内間安星の虹のような作品もなかなかのものです。 企画展より充実感がありました。
■池平徹兵展、2013.7.12−9.23
http://www.operacity.jp/ag/exh156.php
0287名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/10/09(水) 22:15:43.44ID:5epf0Sxx0
■根津美術館
■清雅なる情景 日本中世の水墨画、2013年9月11日(水)〜10月20日(日)
■ttp://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/index.html
■根津の優れた中世水墨画コレクションを通覧できる、地味ながら有難い展覧会。
特に芸阿弥と祥啓の水墨画を真横に並べて、比較しながら見られるのは有難い。

■浮世絵 太田記念美術館
■「笑う浮世絵−戯画と国芳一門」、2013年10月1日(火)〜11月26日(火)
■ttp://www.ukiyoe-ota-muse.jp/H251011warau-ukiyoe.html
■タイトル通り国芳一門を中心とした戯画の展覧会。やはり国芳の作品が多く、
4割くらいは国芳だと思います。図録も気合が入ってて、好感が持てます。
前期と後期で大幅な展示替えがあるので、気に入ったらリピートしてください。
0288名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/10/09(水) 22:32:24.78ID:5epf0Sxx0
■国立新美術館
■クレラー=ミュラー美術館所蔵作品を中心に 印象派を超えて―点描の画家たち
ゴッホ、スーラからモンドリアンまで、2013年10月4日(金)〜12月23日(月・祝)
■ttp://km2013.jp/
■「点描の画家たち」のタイトル通り、点描画の展開を概観することができる展覧会。
美大生など、絵を実際に描く人には勉強になると思います。ただ、ポスター等を見て
ゴッホ目当てで行くと、確実に裏切られるので要注意です。作品の質自体は比較的
安定しており、よく知らない画家でも安心して楽しめると思います。

音声ガイドは、声優の坂本真綾という微妙に謎な人選ですが、要所要所に画家自身の
言葉を、同じく男性声優の安井邦彦に語らせることでメリハリが付いて良い解説
になってると思います。BGMにラヴェルをソナチネ使ったと選曲もいい感じで、
このガイド作った人とは個人的に友だちになれそうだ・・・
0289名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/10/11(金) 20:13:20.59ID:IHHAvJyR0
■東京国立近代美術館
■竹内栖鳳展、2013.9.3−10.14
http://seiho2013.jp/
■終了日が迫ってくると混雑しますね。 日曜美術館で紹介されていた「羅馬之図」を見たくて行ってきました。 しかしなんとこの作品は9月末迄の展示!?、アハッ!。
それでも気に入った作品が何点か有りました。 鴨と蓮の「秋興」(1927年)、有名な「驟雨一過」。 どちらも後期の暈しが効いています。 水の色と薄い土色、後者は空気の水分まで感じられ、モンスーン気候の乾季と雨季の素晴らしい風景です。
歳をとっても作品が崩れないのは写生の威力でしょう。 「・・形があれば線など不要である」。 この言葉も写生に生きた栖鳳の核心を語っています。 
会場には猫派が多いようでしたが、女性のヌードもどんどん描けば新しいファンも広がったはずです。 でも「絵になる最初」をみてもこの時代ではまだ無理でしょうね。
0290名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/10/13(日) 21:20:27.86ID:W/f36/+U0
■横浜美術館
■横山大観展、2013.10.5−11.24
http://taikan2013.jp/
■良き友紫紅、未醒、芋銭、渓仙の作品も多く展示されている。 しかもこの4人は大観に負けていない。 例えば大観「汐見坂」と紫紅「潮見坂」が並べてあるが、脳味噌にビビッとくるのは紫紅の方である。
漱石が「間の抜けた・・、無頓着な・・」と大観の作品を評している。 大観は観察のあと自身の中で熟成発酵を待ちそして作品にしている。 途中の待つあいだに雑念が入ってしまい間の抜けた作品になってしまうのではないだろうか?
この描き方なら写実より「老子」「月下逍遥」などのキュビズム的な作品を描くのがよい。 なぜならデフォルメ化なら雑念を隠すことができるし事実傑作も多い。 ともかく大観と良き友4人が見事に一丸となっていたので興味深くそして愉快に鑑賞できた。
0291名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/10/14(月) 08:54:14.06ID:usjgDD0N0
■国立新美術館
■印象派を超えて点描の画家たち、2013.10.4−12.23
http://km2013.jp/
■スーラの技法が欧州の画家たちに伝わっていく様子がハッキリみえる展示会だわ。 スーラは感情表現追求途中で逝ってしまったけど、シニャックはこの追求を引き継がなかったのね。
ドランとヴラマンクの2枚をみただけでシニャックの幅のある点描がフォーヴィズム誕生に手を貸したのがわかるの。 そしてゴッホがスーラに従わない理由も面白いわね。 
戻るけど、感情表現追求は象徴主義画家は成功したのかしら? 結果として分割主義は合わなかったのよ。 しかも終章は驚きの結末ね。 モンドリアンとは!! 
プリッカーの「花嫁」で初めて線の問題が浮上してきたの。 スーラは感情表現を線で逃げようとしたのかしら? 面はわかるけど線はみえないわ。 つまり延長上にモンドリアンのいる理由がわからない。 ヤン・トーロップとの付き合いだけじゃないの?
そして「点描キャンディ」にはマイッタ! 抹茶・黒糖・ミルク・レモン・苺等で補色にして瓶に入れショップで売っているの。 商魂たくましいわね。
0292名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/10/18(金) 19:19:43.64ID:KBEQftJX0
■森美術館
■アウト・オブ・ダウト展−六本木クロッシング−、2013.9.23−2014.1.13
http://www.mori.art.museum/contents/roppongix2013/
■赤瀬川原平や中村宏の作品をみて混乱しました。 アキラカに過去に戻り過ぎです。 そして赤旗のナンセンスで再び混乱しました。 マルクスに限らず個人の写真を掲げると北朝鮮やカルト宗教団体になってしまうのが現代のオチです。
「社会通念や制度にむけられた疑念=ダウト」を表現するにはパフォーマンスしかないと言っているようです。 そして多くの作品は満艦飾です。 どちらも情報過多で処理オーバーが原因ではないでしょうか?
海外在中を含め初めて知るアーティストたちの活動を知るのは楽しかったですね。 柳幸典の「精錬所」も海馬に再記憶しました。
0293名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/10/23(水) 21:03:24.75ID:316RRNxo0
■東京都美術館
■ターナー展、2013.10.8−12.18
http://www.turner2013-14.jp/
■油彩画は「崇高」さが弱まるわね。 表面がゴツゴツしていて伸びやかさがないから率直に崇高に辿りつけない。 逆に彼の黄土と空色をたっぷり味わうことができるの。 まさにカレーマニア!   
ターナーの出世欲や英国海軍と愛国心、色彩実験、そしてイタリア特に三度のヴェネツィア旅行など彼の人生の歩みを初めて知ることができたわ。 ターナーの隠れていた一面も見られて充実感は100%よ。 感動は60%ね。
■東京国立博物館
■京都、2013.10.8−12.1
http://www.ntv.co.jp/kyoto2013/
■「京都」だけ? 漠然としてるけど、でも裏切らなかったわよ。 >>282の時もそう。 寄り道でもさすが上野ね。 「洛中洛外図屏風」「京都御所障壁画」「龍安寺襖絵」「二条城黒書院の松桜・大広間の松鷹」。 絞り込んでいるから集中できるの。
「洛中洛外図」の詳細は本などでみるのが一番ね。 7点の中では2728人も描いている船木本かな? でも今回は狩野派の総力が場内を圧倒しているわ。 特に気に入ったのが二条城。 「京都でもみることができない京都」は嘘じゃなかった。
ところで龍安寺の石庭の4K映像はたいしたこと無かった。 それは対象がいつもどこでも目にするす自然だから。 前回のミケランジェロのようでなくちゃだめね。
0294名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/10/24(木) 20:25:33.71ID:UzFlJwBP0
■東京都現代美術館
■吉岡徳仁−クリスタライズ、2013.10.3−2014.1.19
http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/147/
■残念ですが、5年前のデザインサイトで観た時のような衝撃は無かったですね。 プリズムも薔薇も凡庸すぎます。 展示方法も下手です。 ストローはトルネードになりませんでした。
50分のビデオも過去の紹介だけでつまらないですね。 「カルティエクリエイション」や「ネイチャーセンス」などの内容を思い出しましたが。 「スヴァロフスキ」との関係が記憶に残ったくらいです。
■うさぎスマッシュ展−世界に触れる方法−、2013.10.3−2014.1.19
http://www.mot-art-mus eum.jp/exhibition/148/
■世界とは何か? 世界は情報だけで把握するしかない! データ処理でみる世界と自分自身が触る世界との差異をどうすればよいのか悩みます。 この悩みを作品にしたのが>>292の<疑念>である満艦飾でしょ。
しかしこの展示では方法を論じているので表面的には疑念を持つような作品は見当たりません。 情報処理を駆使していますが、結局は不思議な国のアリスということですか。 「固定観念に一打を与える」というのは情報を持っている側のセリフです。
現代美術館というのは面白い立場にいますね。 森美術館との違いも考えてしまいました。 ICCも近頃はご無沙汰しています。 写真美術館も期待したのですが動かない。 このようなテーマはこれからも続けて欲しいですね。
0295名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/10/30(水) 20:34:42.61ID:icSa87zr0
■BUNKAMURAザ・ミュージアム
■バルビゾンへの道、2013.10.20−11.18
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/13_yamadera/index.html
■後藤美術館を初めて知った。 80点近い作品、画家のほとんどは知らない。 会場は人物画や静物画と風景画が調和していて心地よい。 だから「バルビゾン」に固執する必要もない。 
客も少ないからキャプションの画家歴もじっくり読んでしまった。 歴史画家に自殺が多いのに気が付いたが。 そして今更ながらコローの構成力を再発見してしまった。 周囲の作品と比較できたからである。 このような誘導を企画したようにもみえる。
気に入ったのはスタナードの静物画。 空腹だったので果物がとても旨くみえた。 そしてユエの「羊飼い姿のビーナス」。 犬の顔や目つきが野良犬の系統だからである。 ビーナスとの差、そして感情の遣り取りが面白い。 
知らない美術館や画家だと余裕が湧き出てくる感じである。 知っている画家や有名作品だと、どうしても後先を急いでしまう。 
0296名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/11/04(月) 15:35:51.61ID:aMuHPdAz0
■京都市美術館
■京都市美術館開館80周年記念 竹内栖鳳展 近代日本画の巨人 平成25年10月22日(火)〜平成25年12月1日(日)
■ttp://seiho2013.jp/
■京都に行っても構成は当然変わりません。ちなみに班猫は11月12日から展示です。
正直、京都市美術館の方が東近美より古くスペースもやや狭いので、少し見づらい。

ただし、合わせて開催される、「竹内栖鳳の下絵と素描」では栖鳳の生き生きとした
線をはっきり見ることができます。下絵というとどうしても低く見られがちで、実際
微妙な作品も散見されますが、日本画ではしばしば下絵の線の方が迫力があり
栖鳳の場合も同様です。ファンなら京都まで行っても損はないでしょう。

■泉屋博古館
■特別展 「木島櫻谷−京都日本画の俊英−」 平成25年10月26日(土)〜12月15日(日)
■ttp://www.sen-oku.or.jp/kyoto/program/index.html
■栖鳳見たら是非こちらも見てほしい展覧会。泉屋は京市美から歩いて20分くらい。
なお、栖鳳展の半券を見せると2割引きになり、櫻谷展の半券で等持寺近くにある
木島櫻谷旧邸も2割引なります。土地を大分埋め立て近くの学校に貸与しているため
橋本関雪記念館に比べるとやや小ぶりですが、瀟洒な住宅で見応えはあります。

肝心の作品は、栖鳳に比べて穏やかな情趣があり、親しみやすい作品が多いです。
大作をまとめる手腕も十分で、初期文展で大活躍したのも頷けます。その分保守的
な画風とも言われ、大作の多くが所在不明な事や弟子に大家が出なかったのもあり
美術史から置き去りにされてしまったのでしょう。

代表作「寒月」は、何故か夏目漱石に酷評されますが、西洋の影響を強く意識
した近代美術史の中で、菱田春草の「落葉」に匹敵する、近代京都画壇の回答の
一つと言えると思います。ちなみに「寒月」は、今年の夏目漱石展でも出てましたが、
同じ年に何度も出して作品が大丈夫か少し心配になりました。


強いて言えば展示替えが非常に多いのが残念です。一応半券でもう一度無料で
見ることはできますが、出来れば京市美や京近美で大きな回顧展が開かれるのを
希望します。
0297名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/11/09(土) 10:27:22.18ID:6lY4JATx0
■東京都写真美術館
■凪の片、須田一政、2013.9.28−12.1
http://syabi.com/upload/3/1933/suda_issei.pdf
■「現実の裂け目から異空間を覗き見するような・・」というよりむしろ逆である。 写真をみることは驚きの現実を見つめることである。 須田の作品は素直ではない。 驚きの現実が作為的にみえてしまい元の木阿弥である。 
■コスモス−写された自然の形象、2013.9.21−11.17
http://syabi.com/upload/3/1931/cosmos.pdf
■29,000点の作品から抽出し、木・火・土・金・水の章に分解・結合している展示構成のようだ。 しかし各章は分節化の意味を成していない。 多くの写真家多くの作品が並ぶ会場はコスモスよりカオスである。 自然は強い。 
■写真新世紀、2013.10.26−11.17
http://syabi.com/upload/3/2019/1026.pdf
■新人写真家の発掘育成支援を目的とした展示会である。 キャノンもニコンも株が下がっている。 カメラが売れないからである。 カメラ技術にも無関心になってしまった。 もはやプロもアマもいない時代が来たのである。
0298名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/11/11(月) 19:47:38.75ID:UDppt4yu0
■21_21デザインサイト
■日本のデザインミュージアム実現にむけて、2013.10.25−14.2.9
http://www.2121designsight.jp/program/design_museum_japan/
■日本にデザイン・ミュージアムを造ろう! しかし過去の展示会の要約だけでした。 もっと突っ込んで造るための具体的方法などがあるのかと思っていました。
デザインとは何か? 工学・技術の「設計」に裏打ちされた全体像だと認識しています。 しかも全体像が芸術性を追求していることも条件です。 所謂狭義のデザインと言われているものですが。 たとえば三宅一生の畳める服やデザインサイトの建物です。
写真で展示してあったトヨタ博物館もこの方向でしょう。 広義のデザインをどのようにまとめるかの範囲も知りたいところです。 デザイン・ミュージアム、できれば素晴らしいですね。
0299名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/11/16(土) 10:06:24.37ID:mP/XY4Xr0
■ブリジストン美術館
■カイユボット展、2013.10.10−12.29
http://www.bridgestone-museum.gr.jp/caillebotte/
■カイユボットの絵は趣味を越えなかった。 ここの館所蔵の印象派作品と比較しても差は見え見えね。 写真を利用したと書いてあったけど彼はそんなに意識していなかったはずよ。 もちろん浮世絵も同じね。
描かれている家族の風景は内向的裕福層そのものにみえる。 展示会は遠のいたけどドガとの意見の相違も人生に変化はない。 後期に明るい風景画を描いているのが証拠よ。 ボートや菜園と同じ位置づけなの。 
弟の写真を中心に展示したほうが面白かったんじゃないのかしら? 
0300名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/11/17(日) 08:10:42.01ID:Rgi+2Ylv0
■東京ステーションギャラリー
■植田正治のつくりかた、2013.10.12−2014.1.5
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/
■「当時はみんなアマチュアだった・・」と解説にありましたが、彼の作品はいつまで経ってもアマチュアの匂いがあります。 芸術写真から新興写真を受け入れ、そして演出写真への方向性は時代の流れに一致していたはずです。 
でも単色の面白い初期作品をカラーにすると芸術性が飛散してしまったり、「砂丘モード」の商品写真も演出に進歩がありません。
そして写真俳句や90年以降のカラー作品「花を視る」「不公平の法則」で画題に凝るところなどはアマチュアそのものです。 今でも砂丘でウロウロしているのが目にみえます。 古き良きアマチュアの時代が漂っていた展示会です。
0301名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/11/19(火) 07:48:02.41ID:T1z/9TwF0
300オメ
0302名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/11/20(水) 03:19:56.36ID:eo7znuA90
■東京オペラシティアートギャラリ
■五線譜に描いた夢−日本近代音楽の150年−、2013.10.11−12.23
http://www.operacity.jp/ag/exh157/index.html
■副題の150年をわかり易く展示しています。 章ごとの映像コーナーを全て見ると新書を一冊読んだ気分になります。
米国軍楽隊のヤンキードゥードルをそして讃美歌を聞いた時の幕末時代の驚きが目に浮かびます。 日本人が初めて出会った西洋音楽は軍楽と讃美歌とのこと。 「むすんでひらいて」「オタマジャクシはかえるのこ」が讃美歌とは知りませんでした。
「幕末から明治」の西洋音楽の取り込み方や「大正モダニズム」「戦争と音楽」の時代との関係が面白いですね。 「戦後から21世紀」は同時代のためかまとまっていません。
絵画を観るのとは違って資料等を見聞きするので最低でも二時間は必要です。 でも費やした時間に比例して充実感が増していく展示会です。
0303名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/11/24(日) 20:43:36.26ID:GCnvOpuc0
ブログでやれ
0304名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/11/25(月) 18:28:33.86ID:qLEwH3LO0
■東京芸術劇場・シアターイースト
■光のない。(プロローグ?)、2013.11.21−24
http://www.festival-tokyo.jp/program/13/prolog_ozawa/
■高校美術部の文化祭に行った感じです。 写真や絵画の上に文章が書かれて展示されています。 読み難くてどうしようもありませんね。 「表象」と「ハイデッカー」の文字が網膜に残りました。 
どこからかゴリラ!が登場します。 近くで見ると迫力がありますね。 「くまモン」の人気の理由がこの時わかりました。 ゴリラは死んだ乳牛を床に並べて悲しみます。 多分狂牛病でしょう。 背景では手製電子ピアノ?が音楽を奏でています。
次にスクリーン一杯に海岸の映像です。 ゴリラがフラダンスを踊っています。 映像が終わり場内でもゴリラが踊りを続けます。 そして積んである袋の上に登りもがき苦しみます。 袋には原発事故汚染水が入っているのでは? ゴリラは沈んでいきます。 ・・。
0305名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/12/04(水) 20:55:41.60ID:cttvkccU0
■東京国立近代美術館
■ジョゼフ・クーデルカ展、2013.11.6−2014.1.13
http://www.momat.go.jp/Honkan/koudelka2013/index.html
■初期作品をみるとどこにでもいる「芸術大好き!」な若者にみえる。 しかし「門の向こう」や「欄干の上」での「劇場」は酷い。 彼は芝居が好きではなかったのでは? 「エグザイル」の風景もつまらない。 「侵攻」はたまたま歴史に遭遇してしまった感じだ。 
転機は多分「ジプシーズ」だろう。 人物の目が生きている。 ロマは「劇場」の俳優より役者だ。 この作品集が一番である。 彼は歳をとってもどこにでもいる「写真大好き!」人間だったのでは?
■現代のプロダクトデザイン、2013.11.1−2014.1.13
http://www.momat.go.jp/Honkan/productdesign2013/index.html
0306名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/12/06(金) 19:00:30.63ID:7ULkPvAX0
■ギャラリー間
■「犬のための建築」展、2013.10.25−12.21
http://architecturefordogs.com/ja/
■犬ファンなら見逃せませんね。 シーソー付犬小屋や階段付椅子やベッド等々が展示されています。 犬からみれば建築ですが人間からみれば家具ですね。 しかし犬は喜ばないと直感しました。 ほとんどが猫用だと再び直感しました。  
以前ビーグル雑種を飼っていたことがあります。 好奇心と遊び大好きな活動、選り好みしない旺盛な食事、緊張と弛緩の休息と睡眠、この三つが犬の生活の全てでしょう。 犬は建築などどうでもよいのです。 ともかく動き回りたい。 これだけです。 
展示は家の中で飼う事を想定しているのかもしれません。 チワワやビションフリーゼ、パピヨンは飼ったことが無いのでよくわかりません。 しかし中型犬以上には犬小屋以外の<建築>は存在しません。 でも、イヌ好きにはどうしようもありませんね。
0307名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/12/07(土) 08:07:35.38ID:P1mrEB/X0
■ワタリウム美術館
■宝箱−齋藤陽道写真展、2013.11.30−2014.3.16
http://www.watarium.co.jp/exhibition/1311saitou/index.html
■齋藤陽道の名を初めて知りました。 しかし2階の初期作品は平凡すぎますね。 光が眩しすぎるからです。 
でも3階は違います。 「MY NAME IS MINE」はこれを克服して光を響かせています。 プロレス団体所属とのことから、身体そして触覚の鋭さが作品の深くに反映しているのかもしれません。 作者は 「音楽は永遠の片思い・・」のようです。
4階の作品は社会へ目が移ります。 「・・思いのままみることを、こども師匠から学ぶ」と言っていますが、やはり視野を広げれば雑音が増えるのは当たり前です。 ・・さあ、これからどこへ行くのか?
0308名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/12/08(日) 05:04:39.50ID:BneWhyta0
■サントリー美術館
■天上の舞・飛天の美−平等院鳳凰堂平成修理完成記念−、2013.11.23−2014.1.13
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2013_5/?fromid=topmv
■平等院全体の模型図があったら想像力がもっと広がったはずよ。 空中に浮かぶような建築はまさに展示会名を具現化したものだから。 でも堂内の立体イメージを広げる素材は全て展示されていて楽しかったわ。
光背飛天は6体のみだけど今迄本気で見てこなかったの。 定朝工房の傑作だと認識できて嬉しい。 顔も体も奈良時代の懐かしさが表現されている。 雲中供養菩薩像よりインパクトがあったわね。 でも九品往生図は傷みが激しいんじゃない?
最後に雲中供養菩薩像を彩色したCGがあったけど感動しちゃった! 当時の内部は脳味噌がビンビンするほどの色彩世界だった。 これから大鏡の言う「極楽浄土のこのよにあらはれけるとみえたり」の具体的景色がみえてくるわ。
0309名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/12/16(月) 18:52:46.59ID:I4bqmX090
■東京都写真美術館
■植田正治とジァック・アンリ・ラルティーグ、2013.11.23−2014.1.26
http://syabi.com/upload/3/2015/lartigue.pdf
■二人の写真家を同時にみるとついつい比較してしまう。 ラルティーグは裕福な人生肯定を素直にファインダに集中していて清々しい。植田正治はガチガチのアマチュア写真家である。 なぞるようにみていると日本的な人生の楽しみが見つけられる。
対照的な表情なので交互に観ていると上手く中和されてほどよい気分になれる。 植田の「音のない記憶」は緊張感が出ていて展示一番である。 
■高谷史郎−明るい部屋−、2013.12.10−2014.1.26
http://syabi.com/upload/3/2023/takatani.pdf
■ロラン・バルトに繋がる展示である。 このようなバルトへの接近方法はわかるようでわからない。 しかし写真好きなら一度は「明るい部屋」を読むはずだ。 存在や記憶について考え、そして静かに唸ってしまう。 バルトへの接近は各自各様である。
■路上から世界を変えていく−日本の新進作家VOL.20−、2013.12.7−2014.1.26
http://syabi.com/upload/3/2017/1207.pdf
■写真を撮るには、アメリカン・クラッカをぶら下げたり極端な接写や空中に浮かんだり並外れた興味を持つことが必要である。 近未来への方向感覚の良さも必須のようだ。 どの作家も条件を持っていて面白い。 「60倍の惑星」「路上ネイチャ」が気にいる。
0310名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/12/18(水) 20:14:58.03ID:rHVgBP0R0
■山種美術館
■古径と土牛、2013.10.22−12.23
http://www.yamatane-museum.jp/exh/current.html
■二人を並べるのは近頃の流行ですか? 古径と土牛の出会いを初めて意識しながら観ました。 大部分はこの館でよくみる作品です。 土牛が若い時代に悩んだことやセザンヌに傾倒したことなどが作品から感じられます。
雅号がそのまま作品に反映していますね。 特に土牛の動物画はいいですね。 それに「浄心」と「舞妓」もです。 花や静物は古径に気に入ったのが多い。 二人の違いというのも付きず離れずと言う差ですかね。
0311名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/12/22(日) 17:51:25.95ID:JK1GyRwA0
■国立新美術館
■DOMANI・明日展、、2013.12.14−2014.1.26
http://domani-ten.com/
■今年は建築家44名がバザールでゴザール! この人数が建築を一層強くさせてしまった。彼らは「主体のゆらぎ」や「リアリティの疑問」の周りでウロウロできない。 肉体をもった人間が生活する必要が建築にはある。 だから強い。
そのため建築以外の作品が霞んでしまった。 でも彫刻や陶芸はシブトイ。 それは建築と対抗できるおおもとの何物かを持っているから。  徳丸鏡子の陶芸、川上りえの針金彫刻、吉本直子の古着の固まりは記憶に残った。
建築では藤井由理の「セリー建築」、伊藤廉の「コルクの家」が気にいる。 迫慶一郎の「東北スカイビレッジ」は夢物語である。 ほかにも気に入った作品が多くあったがバザールの中で混乱してしまった。
0312名無しさん@お宝いっぱい。
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2013/12/23(月) 07:47:03.16ID:jeAccBDf0
■ICC
■磯崎新・都市ソラリス、2013.12.14−2014.3.2
http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2013/ISOZAKI_Arata_SOLARIS/index_j.html
■1960年代からの年表を貼り付けているだけです。 鄭州市鄭東新区都市計画で絞り込んだ方が面白かったかもしれない。 
プレゼンテーションやトークセッションが沢山有るのでこれを見ないとなんとも言えないですかが。 
多分チケット1枚で何度も入場できるようになっているからトークセッションが中心のようです。 前回の「海市」が素晴らしかったので今回の展示会場には大いにがっかりさせられました。
0313名無しさん@お宝いっぱい。
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2014/01/06(月) 21:01:01.10ID:RL71Mea50
■BUNKAMURAザミュージアム
■シャヴァンヌ展、2014.1.2−3.9
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/14_chavannes/index.html
■壁画はどう描けばよいのか?の質問に即答えられないわ。 でもこの展示会で答えが少しだけど見えたのに満足。 人体は陰影が少なく単純な仕種のみ、そして目鼻口が明確でない非感情的な顔立ち。 何故これがある種の感動を呼び起こすのか?
そして理念を表現できるのか? ツヤの無い油絵で描いた彫刻のような人物像は人間の存在や歴史のエッセンスだけが残り抽象性のある感動に結びついたということかしら?
ところで習作の前に立ったとき青の時代のピカソを感じたの。 彼も若い時に出会っていたようね。 新年に相応しい展示会だったわ。
0314名無しさん@お宝いっぱい。
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2014/01/10(金) 19:56:27.85ID:TV4fBpg/0
■早稲田大学演劇博物館
■「いまだ知られざる寺山修司−わが時、その始まり」展、2013.11.26−2014.1.25
http://www.waseda.jp/enpaku/special/2013terayama.html
■寺山修司が展示室にいるような錯覚におちいります。 書簡や日記帳、蔵書やレコードなど身近な物で構成されているからです。 彼の手書きも多いからでしょう。 中学生時代の母への手紙もあります。 山田太一との葉書の遣り取りも結構な量です。
中高生時代の写真もいいですね。 小学校から高校迄の時代は誰もが同じような人間組織関係を経験しています。 ですから写真の隅々まで雰囲気がわかるのです。 しかし俳句への接近は凄いですね。 そして短歌への方向転換もです。
50冊前後の蔵書は戯曲や演劇論、日本の芸能関係など普通にみえます。 同時代人としては山口昌男が3冊ありましたね。
彼は教育学部に入学したが1年でネフローゼで入院そして退学しています。 今回の展示はいつもと違い大隈記念タワーの10階での開催です。 ここからは彼を迎えた大隈講堂を含め早稲田の森が眼下にみえます。
0315名無しさん@お宝いっぱい。
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2014/01/21(火) 20:40:09.88ID:vsrAMlAM0
■KAAT・中スタジオ
■日常オフレコ、2014.1.11−30
http://www.offreco.info/
■作家5人の作品展である。 30年前に戻ったような刺激の無い作品が並ぶ。 作品よりも、むしろ中スタジオの裏側を見られたのがよかった。 例えば役者用更衣室やシャワー室などなど。
岡田利規lとキュレータのトークセッションがあるようだ。 これを見ないと展示会の本意がわからないのかもしれない。 KAATや演出家が絡んでいるから何かありそうだ。 つむぎねパフォーマンスもあったようだ。 しかし両方とも出席できなかった。
ということで中途半端な状態から抜け出せない。 ・・横浜美術館へ向かうことにした。
■横浜美術館
■下村観山展、2013.12.7−2014.2.11
http://www.yaf.or.jp/yma/jiu/2013/kanzan/
■観山の絵は小説の挿絵に適している。 「日野資朝」などはジュニア系小説向きである。 素直な感情が表れているからだ。 逆に心の深層表現は弱い。 「観音図」や「観音」、「弱法師」などはもはや漫画である。 この表層の戯れが良さかもしれない。
「鵜鴎図」は水しぶきには見えない。 「春秋鹿図」の鹿はまるで剥製だ。 しかし「竹林七賢」は逆をついていて面白い。 酒が入らないと観山らしくない。 「三猿」や「馬郎婦観音像」もこの系列でなかなかである。 やっと観山の面白さを見つけた感じだ。
0316名無しさん@お宝いっぱい。
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2014/01/23(木) 00:16:07.43ID:m5sK1Z2A0
■東京国立博物館・平成館
■クリーブランド美術館展、2014.1.15−2.23
http://www.nichibisai.jp/
■鎌倉・室町の神仏から入っていますが独特な雰囲気があります。 この雰囲気こそがシャーマン・リーのものだとおもいます。 中国から離れた日本の微妙で深いところを押さえているからでしょう。
作者も広範囲で初めて聞く名前も結構います。 古さだけ!?と思われる作品もあります。 母語が日本語でない優秀な専門家が収集した作品群にみえます。 粗さと深さのある輝きがあります。
■人間国宝展、2014.1.15−2.23
http://www.nichibisai.jp/
■古い国宝・重文の作品と人間国宝の作品を並べてあるので面白い比較ができます。 しかしクリーブランドからの緊張の為か疲れました。 当時の歴史や文化を意識しますし、陶芸・金工・染織・木竹工・日本刀・人形等々広範囲のためです。 
こうなると目が流れてしまいますね。 脳味噌まで届きません。 というか脳味噌オーバーフローです。 プチッ・・
0317名無しさん@お宝いっぱい。
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2014/01/24(金) 02:20:53.37ID:nig1Og8N0
■上野の森美術館
■遠藤彰子展、2014.1.15−28
http://www.ueno-mori.org/exhibitions/article.cgi?id=33
■会場に入って迎えてくれたのは馴染みの80年代の作品。 途中から2000年代になったけどこれは凄い! まさに宗教画ね。 巨大な蛸や蜘蛛そして圧倒的な浮遊感。 「最後の審判」のようだわ。 
彼女の80年代は茶の時代。 これは戦後の思い出と青春が一杯詰まっているの。 90年代は青の時代。 豊かになり食事の場面も多く犬や猫も元気で飛び回っている。 でも人の顔はどこか憂いが滲みでている感じ。 そして2000年代の最後の審判!?
でも一番好きなのは80年代の作品よ。 広場で子供たちが遊んでいる絵が最高。 みていると目眩がするの。 髪の毛も後ろに靡いて未来へ進んでいる感じがするから。 まさに遊びの原点ね。 
60年代の若い作品群「楽園」があったけど2000年代を予言しているようだわ。 そして最新作を観ることができて彼女の大きな物語に出会った感じね。 身体が蘇った展示会だった。
0318名無しさん@お宝いっぱい。
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2014/01/26(日) 11:13:59.64ID:35oaXwN90
■東京ステーションギャラリー
■プライベート・ユートピア、ここだけの場所、2014.1.18−3.9
http://www.britishcouncil.jp/private-utopia
■英国の雰囲気に満ち溢れていた。 時間も空間もユックリと動いている。 E・プライスの「ウールワースのクワイア」、J・デラの「アシッド・ブラス」「あなたを傷つける洋々な方法」など多くの作品に古さが漂っている。 これが英国流成熟なのか?
奢らず出しゃばらず、そしてユーモアがある。 映像の何本かはテレビ番組のようだった。 世界を知るには各国のテレビ番組を数日間見続けるのが良い。 ニュースなどは日本とは切り込み方が違うし、その国の生活を手っ取り早く知ることができる。
ブリティッシュ・カウンシル、日仏会館や仏文化センタも時々覗かないと面白いイベントを逃してしまう。 東京に住んでいる利点の一つかもしれない。 ギャラリーを出た時ロンドンに行ってきた感じがした。
0320名無しさん@お宝いっぱい。
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2014/01/27(月) 01:08:45.77ID:16pJw/Ig0
■原美術館
■ミヒャエル ボレマンス:アドバンテージ、2014.1.11−3.30
http://www.haramuseum.or.jp/generalTop.html
■作品一覧に「・・誰であるか、何をしているかに特別な意味はありません・・」「・・時間を超えた状況、いわば時間が無効になる・・」とあるけど、ウーンその通りね。 人物の多くは俯いていて肝心の目がよく見えない作品が多い。
これは写真からの影響が続いているのではないのかしら? 被写体そのままを切り取る写真は情報量を増やすためカラダ全体を撮りたいのよ。 人物のアップは一部を強調できるけど捨てるモノも多過ぎる。
これで彼の絵には身体全体からみえる生き物としての人の儚さが漂っているのではないのかしら?
今日の日曜美術館で写真を捨て絵画に転向した彼のインタビューを放映していたけど、絵画が生み出す物語の威力を強調していたのも分かる気がする。 やはり写真が生み出すのとは質が違うということね。
0321名無しさん@お宝いっぱい。
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2014/01/28(火) 04:40:00.47ID:0nRJAfeG0
■東京オペラシティアートギャラリー
■UNDER THE BOX、BEYOND THE BOUNDS、2014.1.18−3.30
http://www.operacity.jp/ag/exh160/
■台所で模型飛行機が飛び回っている映像をみて思い出した。 既にさわひらきとは出会っていたのだ。 静寂の中を滑るように飛び回る飛行機は玩具の究極表現である。 
今回は最新版の映像を観ることができた。 しかし作品は技巧的で洗練されているが、どうもツマラナイ。 なんというか、中身があるように感じられない。 「DWELLING」の心地良さが無いのだ。
「心地よい領域」は「個人の記憶」から来るものなのか? 飛行機は自身の記憶にも大きな影響を持っているので納得はできるが。 しかしツマラナイ原因は別にある。 それは古くからの実体二元論が比喩的に強調され過ぎているから、かもしれない。 
■絵の中の動物たち、2014.1.18−3.30
http://www.operacity.jp/ag/exh161.php
■いつもながらの寺田コレクションを観るのは楽しい。 多くの画家に出会えるからである。 企画展の付録のようなものだがギャラリーに足を運びたくなる一因になっている。
■大田黒衣美展、2014.1.18−3.30
http://www.operacity.jp/ag/exh162.php
■そして犬のシッポのような、またまた楽しい付録もついてくる。
0322名無しさん@お宝いっぱい。
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2014/01/30(木) 21:12:50.73ID:W3B5u7y10
■渋谷アップリンク
■フォスター卿の建築術、2014.1.3−2.7
http://www.uplink.co.jp/foster/
■ノーマン・フォスターの人と作品がコンパクトにまとめられていて面白さは100点満点です。 彼は工場のような産業用建築から入っていますが、カネとコネがなかった為だと今回知りました。 チャンスを賭けたのはやはり香港上海銀行のようです。
以降の鉄骨フレームとガラス張りの作品群は重い質感を持っています。 このためかガラス張りなのに諄い感じもします。 ジャン・ヌーヴェルの逆ですね。 ロンドンのガーキンとバルセロナのアグバールの違いでしょう。
似たような建物が新宿西口のコクーンタワーですがこれは酷くて比較になりません。 しかし高さの無い建物には諄さがありません。 例えば香港国際空港や北京首都国際空港のターミナルなどです。
諄さと古さの引き換えに、フォスターのガラスは力強さと安心感があります。 これからみると黒川紀章の国立新美術館のフレームとガラスは弱々しく感じます。 素人でも多くの建築家や建物と比較できるのがフォスターの良さですね。
0323名無しさん@お宝いっぱい。
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2014/01/31(金) 18:54:36.37ID:o2ZXqe0x0
■三菱一号館美術館
■ザ・ビューティフル−英国の唯美主義−、2014.1.30−5.6
http://mimt.jp/beautiful/
■展示内容の章(段落)が細かくなっていて珍しいわね。 「序」から始まって「美術職人集団」「新たな美の探求」、・・最後の「輝かしい落日」までの16章に分かれているの。 段落名と作品との関係を意識しながら観る必要があるということね。 
ところで「主題は持たない」「物語は嫌いだ」と言っているけど、なぜ芸術家とデザイナーが結ばれたのか理由がよくわかなかった。 たまたま新聞に「・・工場で作られた大量の調度品は醜いものばかり」を理由にしているけどホントかしら?
「芸術のための芸術」を信奉している芸術家はデザイナーなんて不要だと考えるのがあたりまえよ。 家や家具の設計、そして食器やブローチも展示されていたけど、「絵画とデザインを一体に考えたこの運動」の真実が見えないの。
でも、ある意味クソ真面目且つ充実した内容での19世紀後半の唯美美術の開催は感謝しきれないわ。 フォスター>>322、さわひらき>>321、ここだけの場所>>318、そして森ギャラリーの「ラファエル前派」、・・当分ロンドンが続くわね!
0324名無しさん@お宝いっぱい。
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2014/02/08(土) 02:12:08.08ID:ZhECsz9j0
■森美術館
■アンディ・ウォーホル展、2014.2.1−5.6
http://www.mori.art.museum/contents/andy_warhol/
■「人が死ぬなんて思えない。 ちょっとデパートに行くようなものだ」。 聖母マリア像や十字架で荘厳な雰囲気のウォーホルの自室写真とこの言葉の差異には戸惑ってしまいます。 ウォーホルは裏を持っている人ですね。
「チェルシー・ガールズ」の日常の倦怠と過激、ある種の恍惚が入り混じった作品でウォーホルの虜になってしまったのですが、彼の作品はやはり60年代がピークにみえます。 
作家を消し去る芸術行為と作品から、芸術と日常生活は同列だということをウォーホルから教えてもらいました。 1枚2万5千ドルの注文肖像画を1千点も受注したビジネスもこの延長線上の行為でしょう。 芸術至上主義からの独特な解放感があります。
0325名無しさん@お宝いっぱい。
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2014/02/09(日) 10:48:44.40ID:v16IN4oD0
■フィシュト五輪スタジアム
■ソチ冬季オリンピック開会式、2014.2.7
http://www.sochi2014.com/en
■広い会場で照明と映像を駆使する場合はテレビで見ても奥行きが感じられないので効果がわかりません。 オリンピックはこの二つをふんだんに使うのが今後の流れですか? しかし今回の開会式は物語が弱かったですね。
原始の鯨から聖ワシリー大聖堂のような風船、ペテルブルク行進、ロシアアバンギャルド、大戦、ロケットやジェット機、そしてモスクワの横断歩道の人と車・・。 テーマであるロシア史の表現が淡白だったのが原因でしょう。 批判反省は無く賛歌も抽象的です。
2012年ロンドンオリンピック開会式での産業革命の煙突公害、子供病院GOSH、国民保険サービスNHSの展開とは雲泥の差です。 とくに1990年以降のロシアがハッキリと表現されていなかったのがボヤケの原因です。
S・ザハロフ、I・ワシーリエフ、A・ネトレブコなどロシアバレエ・オペラの第一人者が出演していましたが会場が広いので歌手の方が影響がありますね。 これも含めロシア音楽の重さが前面に出ていてさすがです。
又IOCバッハ会長の演説が具体的で記憶に留まりました。 他に聖ワシリー大聖堂を背景にボリショイ・サーカス団などが踊る場面、聖火の点火場面の二つが印象的でした。
0326名無しさん@お宝いっぱい。
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2014/02/14(金) 19:29:03.26ID:U6jqcdqG0
■森アーツセンターギャラリ
■ラファエル前派展、2014.1.25−4.6
http://prb2014.jp/
■写真やテレビでみるのとは大違いです。 「オフィーリア」もその一つでした。 周囲の草木、水の流れにもオフィーリアを感じます。 精緻に描かれているのは確かですが、それ以上の何ものかが草木や水に存在しているようにみえます。
シェイクスピアに題材を取った作品が多いのですが、演劇とはまた違う物語性を確かに持っています。 特にミレイは再発見と言ってもよいでしょう。
前派から唯美主義や象徴主義への歴史の流れもよくわかりました。 三菱美館で開催している「唯美主義」はディテールを掻き回し過ぎているようにみえます。 ですから先に前派展を観るのが順序ですね。
0327名無しさん@お宝いっぱい。
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2014/02/20(木) 20:49:16.45ID:ETZ3lZbP0
■東京都美術館
■世紀の日本画(前期)、2014.1.25−2.25
http://www.nichibisai.jp/
■初めて観る作品で、且つ海馬に残ったものは・・
・「古陽」(福井爽人)・・仏の神秘的なニヤケがとてもいい。 反して犬の笑いに深みが無くて仏と合わない。 犬は笑うことができる。 ウチの犬も年1、2回笑うが、これを上手く表現できたら最高だろう。 
・「洛北修学院村」(速水御舟)、「浅間山」(田中青坪)・・前者は速水御舟が群青中毒にかかっているときの作品らしい。 植物の青で息苦しくなる。 その横に「浅間山」が掛かっているが高原の爽やかさが清々しい。 この二点の差異が面白い。
・「婉膩水韻」(中村岳陵)・・少女漫画をみているようである。 展示の中では異色の一点である。 
・「神々とファラオ」(岩下英遠)・・今回は安田靫彦が5点もあり十分に堪能したが、岩下英遠は安田の弟子らしい。 なるほど親分に似るものだと感心した。
他にもあるが長くなるので止める。
0328名無しさん@お宝いっぱい。
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2014/02/21(金) 23:26:04.63ID:rBnHrs/K0
■東京国立近代美術館
■あなたの肖像−工藤哲巳回顧展、2014.2.4−3.30
http://www.tetsumi-kudo-ex.com/
■電子部品や原子力などの取り込みやイヨネスコへの反感は表面的です。 しかしこれを精神分裂手法で肉体に結びつけています。 予感が鋭いので的を外していません。 他に例を見ない気分になります。 観終わっても食事をする気にもなりません。
展示後半で母や妻との関係もわかり彼の心の内がみえます。 ペニスに執着するのもこの延長に何か結びつきがあるのでしょう。 若くしての癌での壮絶?な死、直前の芸大教授への就任。 彼はハイな状況で生きたのはないでしょうか? 
数点の映像記録をみながら何故か三島由紀夫を思い出してしまいました。 彼と表裏の関係にみえます。 もちろん反芸術としての関係も成立します。
0329名無しさん@お宝いっぱい。
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2014/02/25(火) 18:04:23.12ID:FTGZguMg0
■サントリー美術館
■伊万里、ヨーロッパの宮殿を飾った日本磁器、2014.1.25−3.16
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2014_1/index.html
■伊万里の17世紀の輸出の始まりから、18世紀の衰退迄の100年が描かれているの。 初心者でも時代の流れがよくわかる。 景徳鎮窯の染付模倣から柿右衛門様式、そして金襴手様式と世界が相手だと作品も大きく揺れ動くわね。
用途もビールやジンの酒瓶、薬用瓶、スープ、花瓶、ティーセット、輸出観賞用大瓶と多彩で目が喜ぶわ。 オランダ東インド会社の存在は抜群ね。 それと中国の政治動向の二つがあったおかげで伊万里は欧州に進出できた。 
輸出衰退もこの逆ということね。 阿蘭陀が英国に敗れたのと、中国政治が再び安定し陶器の輸出が増えたことらしい。 ナルホド。 マイセン窯やデルフト窯との比較や景徳鎮窯の逆輸入の話も含め、200点の作品が世界での位置付を雄弁に語っていたわ。
0330名無しさん@お宝いっぱい。
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2014/02/28(金) 19:14:07.17ID:P9aa4KYo0
■世田谷美術館
■岸田吟香・劉生・麗子、知られざる精神の系譜、2014.2.8−4.6
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html
■吟香58歳に劉生が生まれ14歳で父が亡くなっている。 というのは吟香と劉生の繋がりが見えない展示だった。 むしろ銀座の地や14人の兄弟姉妹を仲介としての関係が強いのではないだろうか? 麗子とは普通の父娘だったようにみえる。
吟香の時代を見据えた柔軟性は大したものである。 液体目薬の販売は素晴らしい。 健康食品や書籍・受験参考書などは現代を先取りしている。 文化人との付き合いも同様である。
劉生の絵は「あるということの不思議」と「個の表現」が見事に統合されている。 セザンヌとデューラを混ぜあわせた感じだ。 麗子像以外にも満足のいく静物や風景画が展示されていて嬉しい。
初めて知ったが、劉生30歳以降の活動には驚く。 帝劇・市村座・進富座への芝居三昧、長唄や三味線、芸術論の出版、そして日本画への接近。 この広がりこそが吟香から引き継いだDNAかもしれない。
麗子は絵画・演劇・文筆と劉生を引き継いでいる。 女性ということと時代の流れに沿ったのであろう。 明治大正昭和の一味違った時代の切り口をみることができた。
0331名無しさん@お宝いっぱい。
垢版 |
2014/03/10(月) 21:10:07.99ID:AjN39YbY0
■東京都写真美術館
■蓮杖−没後百年日本写真の開拓者下岡蓮杖−、2014.3.4−5.6
http://syabi.com/upload/3/2143/renjo.pdf
■蓮杖は写真に出会った時「絵画の代わりになる」と言っています。 しかし晩年に再び絵師に戻っています。 絵師に戻った理由がわかりません。 ナゼ写真師になったのか? これも本当の理由がわからない展示でした。
開拓者という言葉を使っていますが時代に乗った人でしょう。 時代の流れに乗れる人はそれなりの才能が必要です。
彼の作品から明治時代初期の人々が何をして何を考えていたのか想像できます。 侍や僧侶、飛脚や甘酒売などの商人、三味線や書の稽古などなどからです。 開拓者ではなく彼の目を通して生きた時代をみることの方が面白い展示会でした。
■黒部と槍−冠松次郎と穂苅三寿雄、2014.3.4−5.6
http://syabi.com/upload/3/2145/kanmuri_hokari.pdf
■山岳写真は特別です。 単なる風景とは違います。 当時は重たい写真機を持って写真をとりますから作品の質は良くありません。 登山経験者と未経験者の違いも大きいとおもいます。 未経験者は地球とか人生とか、まるごとのままの何かを想起します。
経験者特に北アルプス登山者は違うはずです。 靴や服装、五万分の1の地図、登山家の歩いている姿。 ディティールの一寸も漏らさず作品を舐めまわすでしょう。 山岳写真はやはり特別です。
■APAワード2014、2014.3.1−3.16
http://www.apa-japan.com/
■経済産業大臣賞はボーイング787です。 素人には分かり難い溶接やリベット跡、そして銀びかりの身体。 電子機器とは違った迫力があります。 経済産業大臣及びその家臣なら諸手を上げてこの作品を支持するはずです。
気に入ったのは制服姿の女子高校生が写っている作品です。 彼女らはボーイング787を簡単に越えることができます。
0332名無しさん@お宝いっぱい。
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2014/03/15(土) 16:03:11.45ID:pYs1O+090
■ギャラリー・間
■内藤廣展−アタマの現場−、2014.1.18−3.22
http://www.toto.co.jp/gallerma/ex140118/index.htm
■完成が近い草薙総合体育館と九州大学椎木講堂が目立つわね。 内藤廣の作品を観ているとピノッキオを思い出すの。 建物内部はピノッキオが鯨に飲み込まれた時に見た風景と同じだと直感したからよ。
以前ニューヨークのとある劇場でこれは蟻の巣の中だ!と、感じたことがあったけどこれと同じね。 建築はこうでなくちゃ。 想像力で飛び回ることができる作品を造れる建築家の一人だわ。
完成や半成の模型、素材や要素部品が一杯でいつもと違って本格的な展示にみえる。 活躍中の伊藤豊雄、安藤忠雄とSANAAや隈研吾の間に挟まれているけど保守本流を歩んでいる感じね。 会場には建築科学生が多いのも頷ける。
0333名無しさん@お宝いっぱい。
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2014/03/16(日) 09:44:18.75ID:GmN4HjmU0
■21_21デザインサイト
■コメ展、2014.2.28−6.15
http://kometen.jp/
■地球氷河期やヒマラヤ山脈変動、モンスーン気候に適合するため多年草から一年草、そして水陸両用への変化、種子で残る知恵から、人間生活との共存関係、宮沢賢治の言うセンス・オブ・ワンダーとしてのイネからコメの全体像を見せてくれます。
会場はしかしあの田圃の匂いはありません。 糠や麹の匂いもありません。 しめ飾りの藁の匂いが微かに漂うだけです。 録音のカエルや小大蛇、蝉の鳴き声の田圃の畦道が再現されています。 
つまり3粒が茶碗一杯の3000粒に成るのに多くの自然と人の営みがあったかを考えようとする展示会です。 都会に住んでいる人の考えに合わせた内容ですが、しかし展示会を後にした時コメについての見方が深くなっていることに気が付きます。
都会人にはインパクトのある企画です。 一粒のコメを見た時に喜びが沸き起こるようになるのです。 センス・オブ・ワンダーを感じるようになります。
0334名無しさん@お宝いっぱい。
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2014/03/17(月) 20:09:44.46ID:IPCjgoZU0
■国立新美術館
■イメージの力−国立民族学博物館コレクションに探る−、2014.2.19−6.9
http://www.nact.jp/exhibition_special/2013/power_of_images/index.html#link1
■作品の前に立つと作られた時代の政治・経済・宗教や人々の生活をイメージしてしまいます。 しかし「世界の本質や構造」を掴みとることがその先にあるようです。
現代は形と色が溢れている世界にいます。 イメージから本質や構造を導き出すのは簡単なことではありません。
作品の多くは製作日が書かれていません。 収集場所と収集日だけです。 作られた時代は関係ないということでしょうか?
考古学や民俗学と歴史学の違いは無名か有名かで分けられると聞いたことがあります。 無名の作品を前にした時のイメージの練習が必要かもしれません。 多くの前提知識を持つ必要があるようにもみえます。 逆に子供のほうが上手かもしれないですね。
0335名無しさん@お宝いっぱい。
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2014/03/22(土) 12:42:13.92ID:Mg7PSh2q0
■損保ジャパン東郷青児美術館
■FACE展2014、2014.2.22−3.30
http://www.sompo-japan.co.jp/museum/exevit/index_face2014.html
■公募コンクール形式の展覧会の為か作品の良し悪しに差がありすぎる。 技法をみても箔や岩絵具や紙に拘った作品と油彩にキャンヴァスだけの作品には差が表れている。 ここが公募の面白いところである。 
絵を描くことが好きな人々の技量や絵画の個人的興味、社会的な位置付なども想像できて楽しい。 「絵画は何のために存するのか、絵画とは何なのか」は中村一美展のチラシである。 この答えの幾つかがFACE展にもある。
・・さて明日は国新美館にでも行こうかな
0336名無しさん@お宝いっぱい。
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2014/03/23(日) 18:46:41.38ID:Jcr0B7+c0
■国立新美術館
■中村一美展、2014.3.19−5.19
http://www.nact.jp/exhibition_special/2013/NAKAMURA_Kazumi/index.html
■「Y形」から横尾忠則の「Y字路」を連想してしまった。 Yは画家にとっては特殊な記号なのか? Yから「斜行グリッド」への流れはわかるが、「C型」はこの流れには無い。 次の連鎖−破房への序章なのでは?
この連鎖-破房から破庵あたりが一番の円熟期とみた。 ヒトの生から死までが社会に拡張されていく精神性がみえる。 しかし次の鳥シリーズには混乱してしまう。 方向を見失ってしまったようだ。 
そして終章の「聖」はなんといってよいのか言葉に詰まる。 仏教が純化を目指す為、再びインドへ逆戻りしている途中の作品にみえてしまったが・・。 
観終わって荒川修作を思い出してしまった。 作品は正反対だが二人は似たようなことを考えていたのかもしれない。
0337名無しさん@お宝いっぱい。
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2014/04/01(火) 20:16:31.28ID:jOgnXnsh0
■東京都写真美術館
■101年目のロバート・キャパ、2014.3.22−5.11
http://syabi.com/upload/3/2149/20140322.pdf
■「ロバートキャパ、ゲルダタロー二人の写真家」>>214を思い出しちゃった。 二人を平等に並べた面白さがあった。 今回はボブの人柄や性格から作品をみようとしているのかしら? ギャンブル好きは初めて知ったけど。
何時みてもキャパの他者へのコミュニケーションの取り方は素晴らしいとおもう。 今回は主構成から外れた「その他の展示」が面白かったわ。 特にジョン・モリスのインタビュー映像。 ビンテージプリントやNIKON S等のカメラも。
でも横美と比較するちょっと弱い感じがする。 ボブの人柄が良すぎるからよ。  この勝負、横美の勝ち!
0338名無しさん@お宝いっぱい。
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2014/04/02(水) 19:11:49.49ID:RRUtsAgc0
■東京国立博物館・平成館
■栄西と建仁寺、2014.3.25−5.18
http://yosai2014.jp/
■「ようさい」と読むのが正解だと知った。 禅宗の展示会は硬い。 一般の人々が登場しないからだろう。 そこが浄土系とは違う。 当初は建仁寺が天台と密教を兼修する寺ということも知った。 尖った道元より柔軟性があるようだ。
やはり栄西と言えば茶である。 茶が生活を豊かにしてくれることには毎日感謝している。
絵画は狩野山楽が目に付いた。 これだけの海北友松を観るのは初めてである。 禅宗は文化の最先端を走っていたことがよくわかる。 「大いなる心や」を持っていたからこそだろう。
■東京都美術館
■世紀の日本画(後期)、2013.3.1−4.1
http://www.nichibisai.jp/
■前期>>327の続きである。 総入れ替えと聞いている。 十分堪能できた。
今回はしかし初めての作品で気に入ったのが無かった。 強いて挙げれば下田義寛「ペルシャ門」、吉村誠司「硝子を透して」かな。 「幻想の世界」の章は日本の絵画史に似合っているのかもしれない。
0339名無しさん@お宝いっぱい。
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2014/04/12(土) 20:30:40.69ID:sSqFJjUV0
■BUNKAMURAザ・ミュージアム
■ポルディ・ペッツォーリ美術館−華麗なる貴族コレクション−、2014.4.4−5.25
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/14_pezzoli/index.html
■地下鉄のドゥオモで降りてガッレリアをブラブラしてからブレラ美術館へ行きます。 その行きか帰りに寄る美術館がここでしょう。 海外旅行は焦るので見落しが多い。 緊張しているからです。 この美術館は入口もわかりづらい。
特に絵画以外の工芸品、甲冑や金工品が多いので余計混乱します。 この緊張と混乱が海外旅行の醍醐味ですが。 「貴婦人の肖像」の空はもっと青いと記憶していました。 今回日本でみたら曇空のようです。 これが醍醐味との差でしょう。
初めてのミラノへ行った時はジーパンをはいて行きました。 しかし町には一人もジーパンをはいている人を見かけません。 驚きです。 ミラノはファッションに五月蝿いのです。 最近では3年前に行きましたがジーパンだらけです。 
もはやファッションの街ミラノの面影はありません。 今でもこの面影を保っているのはヴェローナでしょう。 ヴェローナの街を歩いているとまだ鋭さが伝わってきます。 ・・渋谷を歩きながらミラノのことばかり考えてしまいました。
0340名無しさん@お宝いっぱい。
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2014/04/19(土) 02:50:56.76ID:FnCpTpxV0
■東京都現代美術館
■驚くべきリアル、2014.2.15−5.11
http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/musac.html
■「訪問者たち」に出迎えられて嬉しい。 祝祭で感じる死はスペインならではの驚きと親しみがある。 この展示では日常で感じる死が多いのに気がつく。 たとえば「家族」などに。 マイノリティが負の方向に拡散している証拠である。
映像作品は「なだれ込む」と「保安官オイディプス」の2点。 映像は沢山の情報を得られるが想像力が広がらない。 最後に「無邪気な子供」に見送られる。 スペインのリアルの質が変わったことに驚く。   
■MOTアニュアル2014フラグメン−未完のはじまり−、2014.2.15−5.11
http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/mot2014.html
■6人(組)の若手作家の展示会。 福田尚代の「本」と林中野コンビの「パラモデル」は過去に何回か観たことがある。 高田双生児の小作品は日本的な面白さがある。 盆栽のようだ。 宮永亮の「WAVY]は日本の風景を凝縮している。
吉田夏奈の柱は地球史の記憶を持っている。 このような建築に出会いたい。 青田真也のボトルは表面を削っても生活の匂いが付着している。 日本の風景の断片を集めた展示会である。 思っていた以上に面白かった。
■MOTコレクション第1部私たちの90年1923−2013、第2部クロニクル1966−拡張する眼
http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/mot-9019232013-1966.html
■一部と二部の繋がりがよくみえない。 タイ作家?の映像もなかなか面白かったが展示会構成を混乱させている。 クロニクル1966も寄せ集めの感がある。
寺山修司や三島由紀夫と並ぶ横尾忠則の写真、「他人の顔」を撮影中の磯崎新や武満徹、粟津潔のなどの写真が記憶に残ったくらいである。 小島信明の作品の保管方法や費用などを心配してしまった。
0341名無しさん@お宝いっぱい。
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2014/04/25(金) 00:21:34.54ID:P/E9zUwP0
■損保ジャパン東郷青児美術館
■オランダ・ハーグ派展、2014.4.19−6.29
http://www.sompo-japan.co.jp/museum/exevit/index_hague.html
■ハーグ派の展示会はあまり聞いたことがありません。 この為か場内の説明書がいつもより多いですね。 バルビゾン派やミレー、ゴッホ、モンドリアン等々との関連解説が一杯です。 オランダ特有の風景が多いですね。 水車とか・・。 
でも沼地というか干拓地特有の湿度があります。 ですから遠くまで見通せる作品がいいですね。 海がみえる作品は海風に変わり湿度から解放されます。 これは!とおもった作品はありませんでした。 パッとしません。
ほぼハーグ市立美術館蔵の作品でしたがモンドリアンは初期4枚が出品されていました。
0342名無しさん@お宝いっぱい。
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2014/04/26(土) 08:39:43.80ID:5XnJtRiJ0
■東京オペラシティアートギャラリ
■幸福はぼくを見つけてくれるかな?、2014.4.19−6.29
https://www.operacity.jp/ag/exh163/
■入口でネーム・アナウンサーが観客の名前を大声で呼んでくれるの。 ビックリ! 出展の半分が映像作品。 モノは限界が見えてしまう時代なのかしら? しかもコンピュータを付加すると巷に溢れる商品が際立ってしまう。
映像作品は他人の時間を持っているの。 観客は余裕を持って美術館へ行く必要があるわね。 「コンティニュイティ」は上演が40分。 二人目の息子で退場したけど面白かったから残念。 事前に作品情報の把握が必要かもね。 
案だけど、会場でユーザIDを発行してその日はインターネットで映像作品を見れるようにしてほしいわ。
■船越保武、長崎26殉教者未発表デッサン、2014.4.19−6.29
https://www.operacity.jp/ag/exh164.php
■船越のデッサンは力強い。 力強さの中に希望や不安が漂っているの。 これを彫刻にすると穏やかな海をみている感じね。 でも弱々しくなりすぎている。 この差はどこから来るのかしら。 彫刻は時間をかけるから心が安定し過ぎてしまうのよ、多分。
■三井淑香展、2014.4.19−6.29
https://www.operacity.jp/ag/exh165.php
■これは面白い。 ファッションを創造しているようにもみえる。 このような作品を描ける性格の人って必ず近くにいるじゃない。 実際は描かないけど。 ついに描いてしまったの!?っていう感じね。 今回は三つの展示すべてが楽しかったわ。
0343名無しさん@お宝いっぱい。
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2014/04/27(日) 05:22:38.94ID:ZV0uI+dV0
■汐留ミュージアム
■フランス印象派の陶磁器1866−1886、2014.4.5−6.22 
http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/14/140405/
■コッテリした皿ですね。 料理の味は落ちるはずです。 やはり花瓶や壺の多い理由がわかります。 絵を一面にするので花瓶が長方形とはやり過ぎですね。 気に入った作品群は印象派ではありませんが、「花とリボン」シリーズです。
アビランド社の歴史と製品の流れがよくわかる展示会です。 絵画やテーブルなど細かいところまで行き届いていましたね。 得られた知識や情報が身体に染みわたっていく感じがしました。
0344名無しさん@お宝いっぱい。
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2014/04/28(月) 03:59:11.58ID:b2D5XRvV0
■東京ステーションギャラリー
■洋画家たちの青春−白馬会から光風会へ−、2014.3.21−5.6
http://kofu-kai.jp/100/index.html
■光風会の歴史を知るのは初めてだ。 100回展記念展である。 当時の洋画家たちは今とは桁違いに少ない情報量を噛み砕き消化しながら作品を作ったのだろう。 画家の個性というか不安や疑問も絵から感じ取れる。 
新美で第100回展が開催されている。 「特別の主張とか抱負と云う看板はありません・・」。 この緩い設立趣意が100年間続いている理由なのかな?
■国立新美術館
■光風会展−第100回記念−、2014.4.16−29
http://kofu-kai.jp/
■ということで東京駅からブラブラ・・、二重橋から地下鉄に乗り乃木坂に来てしまった。 1000点を越える作品をバッと観る。 受賞作品の数十点はなるほど上手いようにみえる。 1000点の中にはこれは下手だ!というのも2割はある。 
しかしこれだけの数をみていると自分の好みがわかってくる。 上手い下手ではなく好きだと思うものしか見なくなる。 会場を出ると疲れだけが残った感じだ。 
0345名無しさん@お宝いっぱい。
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2014/04/29(火) 07:49:32.70ID:P1iqyPRJ0
■森アーツセンターギャラリー
■こども展-名画にみるこどもと画家の絆−、2014.4.19−
http://www.ntv.co.jp/kodomo/
■18世紀に子供の発見があった。 でも多くは大人の目をしているわ。 上流階級の子供が多い為かしら? C・レヴィ=ストロースには驚き! 小さいころから聡明な感じね。 
「教室にて、・・」は生徒が生き生きと描かれていて気に入ったわよ。 子供を見ていたらF・トリュフォーの映画を思い出してしまった。 
オランジュリー展を流派別に再構成したようだけど、20万人動員ならそのままを展示してほしかったわね。 子供と流派は無関係だもの。 でもオランジュリーらしい企画で楽しかったわ。 さすがルーヴルの逃げ場に位置するだけのことはあるわ。 
0347名無しさん@お宝いっぱい。
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2014/05/05(月) 14:34:33.38ID:5MEnNqIF0
■世田谷美術館
■桑原甲子雄の写真−トーキョー・スケッチ60年−、2014.4.19−6.8
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html
■桑原は都市を歩きまわるのが好きなのだ。 そして都市の中にある人・物・事のどれも差別しない。 だから30年代の作品は面白い。 看板やバス停に書かれた文字、本屋の雑誌の記事名や著者、新聞の見出しや広告文章に釘付けになる。
プロマイド屋の写真を一枚一枚見ていく楽しさは劇中劇と同じ写真中写真である。 浅草では劇場の上演時間表を見ているだけで役者たちの生活が想像できる。 この時代の桑原はベンヤミンのごとく遊民になれたので都市の真髄を撮れたのだ。  
しかし戦後はその生き生きした写真が消えていくようにみえる。 たとえばパリ。 「人間都市パリ」はパリの人間を撮ってしまった。 そこに都市を歩きまわる喜びは無い。 撮るための使命感や都市が分解してしまった興味が漂っているだけだ。   
■陶芸家・吉田喜彦展、2014.4.29−6.8
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/collection.html
■これは素晴らしい。 チラシに「・・もの静かで、温かみのある、自然で、品格のある形」とあったが、まさにその通り。 会場を入ってすぐに80年代の作品が並んでいたが、作品の安定感というものに惚れ惚れしてしまった。
また指描文大皿の柔らかさのある感触もふっくらとした美味しいパンのようだ。 このような感覚を持てる陶磁器はめったにない。
■鼻煙壺の魅力−沖正一郎鼻煙壺コレクション−、2014.4.29−6.8
■これも面白い。 嗅ぎたばこを入れる容器を鼻煙壷と言う。 調味料の容器だと勘違いしていまった。 煙草を入れるので大人が楽しめるデザインになっている。 と言っても大人のオモチャではなく芸術作品として作られているのがいい。
陶磁器やガラス工芸をみているようである。 今日は連休だったが混んでいなかった。 砧公園の新緑も素晴らしかった。
0348名無しさん@お宝いっぱい。
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2014/05/06(火) 04:56:21.45ID:Puft9Mvq0
■ワタリウム美術館
■ルドルフ・シュタイナー展−天使の国−、2014.4.23−6.13
http://www.watarium.co.jp/exhibition/1403steiner/index.html
■天使館のオイリュトミー舞台は時々観ていたけど、忘れていた名前シュタイナー。 今回は彼の講義録つまり黒板ドローイングと建築・家具・ジュエリー等々のデザインの二分野の展示ね。 ドローイングはキャプションを読んでも意味深だわ。
ビデオはすべて建築関係よ。 第一ゲーテアヌムの歴史、ドルナッハの丘の建物群、そして第二ゲーテアウム見学の3本。 この3本を観て建築の全体像が見えてきた。 煙突は木のようだし、植物的生物的な匂いのする建築が多い。 
芸術表現はそのままイデアであるという考え。 そしてモノもココロもひとつの現実世界よ。 家具をみてもゲーテアヌム建築の形が宿っているようにみえる。 宇宙に繋がる統一感に満たされている感じね。
カンディンスキーやル・コルビュジエも彼の影響を受けたとあったけど、二人の作品をみてもこの統一感を持っていることから納得できる。 ゲーテは読むしM・エンデは大好きそして笠井叡のファンだということで、シュタイナーは昔からいつもそばにいたのよ。
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