0753日本昔名無し
2019/09/21(土) 10:45:36.35自分が7歳くらいの時に、「これは改造手術の跡だ」と聞かせてくれた
「俺たちは中学生になるとき、全員改造手術を受けないといけないんだ」
「その手術は大人になる試練として麻酔なしで受けるので、気絶するほど痛い」
「俺はこの手術で肘を強化された」
事実、従兄は野球部で地区予選の準々決勝まで進み、
2年でエースピッチャーだったので、すっかり信じ込んでしまった。
「知ってしまうとみんな怖がるから、小学校卒業前に突然発表される」
「お前だけにはこっそり教えてやるから、みんなには絶対言うな」
と真剣な顔で聞かされて、それから4年間ずっと恐れおののいていた。
小6の正月明けに、隣のクラスのやつが春休みに手術を受けるという話を
人づてに聞いてやっぱ現実なんだと、さらにビビり始めた。
しかし卒業が近づいても、なんの発表もなく、あっけなく中学生になってしまい、
恐る恐る父親にその話をしたら、「そりゃ何のことだ?」と目を丸くされた
次の正月に、従兄に抗議したら、言ったことも忘れていた。
ちなみに従兄の肘の傷は自転車でこけて、石で切ったのだと、その時知った。