富山ー韓国・プサンのチャーター便 10月に運航へ

韓国からの旅行客に紅葉などをめぐる観光を楽しんでもらおうと、富山空港と韓国のプサンを結ぶチャーター便が10月、運航することになりました。

富山空港ではコロナ禍前の2019年、国際線の定期便がソウル、大連、上海、台北に飛んでいましたが、日韓関係の悪化や新型コロナの影響で運休し、ことし8月に再開した上海便以外は再開のめどはたっていません。

県によりますと、コロナ禍が落ち着き人の移動が増える中で、ソウル、プサンともにことし春にチャーター便が運航され、搭乗率も高かったことから、プサンとの秋のチャーター便が10月に運航することが決まったということです。
運航会社はエアプサンで、10月11日から26日にかけて、あわせて6便が運航されます。

対象は韓国からの旅行客で、立山黒部アルペンルートや黒部峡谷鉄道などをめぐる3泊4日のツアーの参加者が搭乗する予定です。
チャーター便をめぐっては、台北から、9月26日以降、10月16日にかけて、あわせて7便、ソウルからが9月28日以降、10月28日にかけて、あわせて11便運航されるなど、秋の観光シーズンに運航が相次いでいます。

県航空政策課は「富山の紅葉や山岳観光は韓国でも人気が高く、多くの人に訪れてもらえることを期待している。観光客に富山の魅力を知ってもらい将来の定期便の再開にもつなげたい」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20230924/3060014430.html