「私の祖国だから言える…韓国は日本に『謝罪しろ、カネを出せ』といつまで言うのか」 被爆者で日本球界のレジェンド、張本勲さんインタビュー
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■「『日本に謝罪しろ、金を出せ』いつまで繰り返すのか」

「韓国を恨んだことはないのですか」と尋ねると、張本さんは「プロ野球選手というのはみんな、やじを飛ばされるものです。
それを『韓国人だからやじられる』と言ってとがめたりはしません」と答えた。
ところが、「だが、恨んだことはあるにはあります」と言って、全く違う話を切り出した。
「言ったら大変なことになるから誰も言わないけど、私は日本人ではなく在日韓国人だから、(韓国は)私の祖国だから言いますね。

いつまで日本に『謝罪しろ』『金を出せ』と繰り返さなければならないのですか? 恥ずかしいです。
当時は弱肉強食の時代で、韓国は弱かったから国を奪われました。絶対あのようにやられてはいけなかったのに…。
これからは韓国もプライド(自負心)を持って日本と対等に手を取り合い、隣国としてやっていけばいいのではないでしょうか」。

さらに、「(反日などと)そんなことを言う人たち、いい加減にしてほしいですね」「文在寅(ムン・ジェイン)前大統領が隣国(日本)を敵に回した時、私たち在日韓国人はとてもつらかったです。
その分、今、韓日関係の雪解けを進めてくれている尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領には感謝しています」と語った。
「尹さん(尹大統領に対する日本式の尊称)はやはり格好いいところがあります。
韓半島(朝鮮半島)の真の男です」「日本の岸田文雄首相も歴史問題について『心が痛む』と言いました。
『謝罪する』という言葉は使いませんでしたが、(在日韓国人の)私には理解できます」と話した。

【写真】韓国に一時帰国した張本勲さんと、母親の朴順分さん(1977年1月の本紙インタビューにて)
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「原爆で姉を亡くした…韓日首脳の慰霊碑訪問決断に感謝」 被爆者で日本球界のレジェンド、張本勲さんインタビュー(上)
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