吉田氏をめぐっては、学長選考会議が昨年6月、34件の不適切支出やパワーハラスメントなどを指摘し、文部科学相に解任を申し出た。吉田氏はこの直前に辞表を提出し、文科省の聴聞に対しては全面的に反論していた。学長選考会議が「新体制への移行を優先したい」として2月25日付で解任申し出を取り下げ、辞任が決まった。