社会学とか勉強しないとまた何度もコロナワクチンみたいなのに騙されるよ


「工業化時代の最初から優勢であった伝染病に対しては、どのような医療が効果的であったかを、明らかにすることができる。たとえば、結核は二世代にまたがって最高潮に達した。
ニューヨークでは一人…年に結核の死亡率は確実に最高であった。そしてコッホが最初に結核菌を培養し菌体染色をした六九二年までには、人口一万人当たり三七〇人に減少していた。

最初のサナトリウムが一九一〇年に開院したときには、その率は人口○○人当たり一八〇人に減少していた。
当時結核は、死亡率表の第二位であったけれど、第二次大戦後は、
抗生物質が一般に普及する以前でも、
一万人当たり四八人の率で
死亡率表の十一位にすべり落ちていた。

コレラ、赤痢、チフスなども、医療にたよることもなく、同様にピークに達した後、衰えてしまったのである。

病因論が解明され、特効ある治療法が確立されるときまでに、それらの学問は関連性の多くを失い、必要ではなくなっていた。

猩紅熱、ジフテリア、百日咳、麻疹の一八六〇〜一九六五年間の総死亡率は、十五歳以下の子どもでは、抗生物質の導入とジフテリア予防接種の普及する以前であったが、この期間に総計で、九〇%近くの減少を示している」

 この死亡率の低下についての説明は、衛生状態の改善、住環境の向上、そして何よりも栄養状態の向上のために、病気に対する抵抗力が強化されたこととともに、微生物そのものの毒性の変化に、関連させることができる。

 このようにして、天然痘や過去の多くの感染症の自然史は、よく似たパターンをたどった。
そして、
これは予防接種に関連があるというよりもむしろ、人間集団でのより良い環境、より良い栄養状態に関連が大きいのである。