【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領は就任式を翌日に控えた9日、英国、ウズベキスタンの使節団や日本の鳩山由紀夫元首相と相次いで面会し、外交を始動した。

尹氏関係者によると、尹氏は鳩山氏に対し「韓日の友好、協力のため旺盛に活動されている様子を見て本当にうれしい」と述べ、「近い隣国であり民主的価値と市場経済を共有する韓日両国が、関係改善を通じて成し遂げられる成果は非常に大きい」と強調した。鳩山氏はこれに強い共感を示し、未来志向の関係を築くため両国が共に努力していくべきだと応じた。

 英国のミリング・アジア担当国務相との面会では、尹氏は北朝鮮の武力挑発により域内の緊張が高まっていると指摘。「北との対話のドアは開いておき、挑発には断固対応する」と述べ、国際社会が団結して北朝鮮の挑発に対応するため英国が主導的な役割を果たすよう求めた。また、未来産業分野などで両国の経済協力を強化する意向を示し、ミリング氏は「未来産業分野で両国が協力する余地は非常に大きい」と応じた。同氏はジョンソン首相の親書を手渡し、「ジョンソン首相も両国関係発展のため尹氏と緊密に協力することを期待している」と話した。

 尹氏はウズベキスタンの使節団とも面会。代表を務めるサファーエフ上院第1副議長から尹氏の大統領就任を祝うミルジヨエフ大統領の書簡を受け取った。

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