ファイザーは現在、すべてのコロナ変異型に有効で、さらに予防効果が少なくとも1年間続く次世代ワクチンの開発を進めているという。ブーラ氏は、追加接種向けにこのワクチンを実用化できれば「接種を忘れずに受けることも簡単になり、皆が本当の意味で(コロナ流行前の)元の生活に戻れるようになる」と説明した。

同社が2月に米国で緊急使用承認の申請を先延ばしした5歳未満向けワクチンについては、予定通り4月に米食品医薬品局(FDA)などに追加データを提出できるとした。効果が確認され、当局の審査が早いタイミングで進めば、5月にも接種を開始できると語った。