4月22日、乗り物で展示を楽しむ本格的な「ライド型」のパビリオンがゼロになる可能性を共同通信が報じた。

 2005年愛知万博においては、電気事業連合会のパビリオン「ワンダーサーカス電力館」で、電車型ライド「フク丸エクスプレス」が人気を博した。
また、全長300メートルの軌道上を走るドイツ館の透明な水滴型のキャビン「エクスペリエンス・ドロップ」にも連日、2時間待ちなど長蛇の列ができた。

 だが、大阪万博の会場となる大阪湾の人工島・夢洲の地盤は軟弱。
共同通信によると、土砂を取り除いた場所にくいを打たず建てる「浮き基礎」と呼ばれる工法が大半で、建物重量には事実上の制約があるという。
また、ライド型展示はレール設置や安全対策が必要で、一定の重量がある乗り物や関連設備による建設コストの増加が敬遠されているという。

 4月21日には、大阪府の吉村洋文知事が『日曜報道 THE PRIME』(フジテレビ系)に出演。万博の目玉のひとつになっている「空飛ぶクルマ」について、「(クルマではなく)ドローンです」と認める発言をしたばかり。

https://news.yahoo.co.jp/articles/edc3e2d020576b6271bdcfce3d1b1f88b21a60e5