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日本列島に水稲耕作が伝播したのは紀元前9世紀頃で、それ以前はコメの痕跡は皆無(土器表面に残る穀物圧痕を調べるレプリカ法による)。
で、紀元前9世紀頃の最も古い水田遺構に伴う夜臼式土器は、朝鮮半島南部の土器との共通性が極めて高い。

近年の年輪酸素同位体比による気候変動パターンによると、紀元前1000年頃が最も気候が冷涼化し、それに伴って朝鮮半島南部の水稲耕作民が日本海を越えて南下する。
これが日本列島への水稲耕作の伝播。 初期水稲耕作民が用いた土器を見れば、中国大陸南部より朝鮮半島南部との親和性が高いのは明らか。

ああいうデマ言説を垂れ流す連中って、なぜか朝鮮半島の気候や文化が北から南まで全て同じだと思い込んでいるので、寒い朝鮮半島では水稲耕作ができないと信じ込んでいる。
冷涼な中国大陸の北半分は小麦地帯であり、稲作は南部の長江流域。そこから朝鮮半島南部に定着し、北部九州へと伝播する

朝鮮半島南部からの水稲耕作伝播の波は何度もあり、弥生時代中期前半の北部九州の鍬の形は、朝鮮半島南部のものと全く同じ。