脚本を巡って

8話までは相沢友子が脚本を書いていたが、9話・10話では漫画作者の芦原が脚本を担当した。

相沢は2023年12月24日、自身のInstagramに「最後は脚本も書きたいという原作者たっての要望があり、過去に経験したことのない事態で困惑しましたが、残念ながら急きょ協力という形で携わることとなりました」と投稿した。

放送終了後の2024年1月26日、漫画作者の芦原が自身のX(旧Twitter)とブログへの投稿で視聴者に向けての「ドラマ化にあたっての経緯の説明とお詫び」のコメントを行った。

コメントでは「私と小学館で改めて時系列にそって事実関係を再確認し、文章の内容も小学館と確認して書きました」とした上で、ドラマ化に際し、「漫画に忠実にし、忠実でない場合は加筆修正をする」、「ドラマオリジナルの終盤も、原作者があらすじからセリフまで用意し、原則変更しない」ことを条件としたが、原作を大きく改変した脚本が提出され、加筆修正したことを明かした。また、協議の結果、9話・10話の脚本には、相沢は関わらず、プロデューサーの要望を取り入れつつ、芦原が書き、日本テレビと専門家で内容を整えるということとなった。

28日までに投稿は削除され、「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい」と記した[。28日、芦原の関係者から行方不明者届が出され、29日、芦原が栃木県内で死亡しているのが発見された。遺書のようなものも発見されており、現場の状況などから自殺とみられている。

日本テレビは「芦原妃名子さんの訃報に接し、哀悼の意を表するとともに、謹んでお悔やみ申し上げます」、「『セクシー田中さん』につきまして日本テレビは映像化の提案に際し、原作代理人である小学館を通じて原作者である芦原さんのご意見をいただきながら脚本制作作業の話し合いを重ね最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております」とコメントした。