いすゞ自動車が、普通免許で運転できる車両総重量3・5トン未満のディーゼル車の小型トラックを来夏までに発売する方針であることがわかった。
ドライバーの残業規制で物流の停滞が見込まれる「2024年問題」が懸念される中、若手やパート従業員などに運転手のすそ野を広げる期待がある。

いすゞの主力車種「エルフ」シリーズとして売り出す。
現在、トラックの大半を占めるディーゼル車の小型トラックに普通免許で運転できる車種は国内になく、新型車がその穴を埋める形になる。電気自動車(EV)タイプも出す。

17年の道路交通法改正により、普通免許で運転できた総重量3・5トン以上の車両は、新たに準中型免許(同3・5~7・5トン未満を運転可能)の取得が義務づけられた。
改正後に取得した普通免許では従来の小型トラックが運転できなくなり、準中型免許を持たない若手アルバイトやパートでも宅配などで運転できる車を求める声があった。
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