『YOASOBI』世界1位はインチキ? ランキングの“驚きのからくり”とは…

疑惑のアニメ『【推しの子】』の主題歌になっている『YOASOBI』の『アイドル』が、
アメリカ・ビルボードで1位を獲得したとして、アニメオタクたちが狂喜乱舞している。
しかしながら、これにはからくり≠ェあり…。
「『Global Excl. U.S.』とは、実はアメリカを含まないチャート。海外でヒットしているわけでなく、日本で爆発的に再生されたからチャートに載っただけなんですよ。
実際、SpotifyやApple Music、YouTubeの再生ランキングを見ても、再生回数トップの地域はぶっちぎりで日本。
他の上位を見ても韓国、台湾、香港、シンガポールなどアジア圏ばかりで、最大限範囲を広げても『アジアで小ヒット』といった程度。
アメリカやヨーロッパのランキングでは圏外ですし、世界的ヒットとはお世辞にも言えません」

同楽曲はアメリカを含むチャートでも9位とトップテン入りしているが、これも騙されるのは音楽に疎い人だけだ。
「9位を獲得したのは『billboard 200』ですが、これは日本の売り上げだけでも上位に入れる指標。邦楽アーティストがチャートインするのはそもそも珍しくない。
同じ例ですと、2020年に『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』がその年の世界の映画興行収入ランキングでトップとなりましたが、その内訳は日本が9割ほど。世界的には別にヒットしていないのに、国内の爆発的な売り上げだけで、世界ランキングに入ったというからくりです。
つまり、今回のYOASOBIを『快挙』と言うのは首を傾げますし、メインチャートで13位と、坂本九以来の快挙を達成した『BABYMETAL』の方が偉業ですよ」

そう、一言で言えばこの記録は無価値≠ナあり、アニオタが「またアニメが快挙!」と騒いでいるだけなのだ。
「いわば、こんなものは『Twitter世界トレンド1位』と同じくらいの価値しかない、どうでもいい指標なのです。Twitterトレンドはアニメやドラマの実況で簡単に世界1位になりますが、これが世界的に流行っているかというと答えは『No』でしょう?
こんなことで『ジャパニメーションは世界に羽ばたく!』と喜んでいるアニオタは、もっと現実を知ったほうがいい」(同)
井の中の蛙大海を知らず、といったところか。