真野ちゃん:デビューして2枚目で、ピアノでデビューしたのに、すぐダンスで、バックダンサーがついて。その時のバックダンサーの娘が、ほぼみんな私よりも先輩。エッグとしては先輩の娘たちだったんで。今のスマイレージとかなんですけど。だからこれから自分で頑張っていこうって時に、なんて言ったらいいかわかんないんですけど、自分よりもかわいくて実力のあるエッグの娘たちが付くってことで、一気に自信をなくしちゃって……。その年は結構、マネティにあたるじゃないですけど……。

マネティ:いや、結構大変でしたよ。はっきり言いますけど。

真野ちゃん:(笑)ほかに吐き出せる場所もないし。なんか、「ソロデビューしても、自分で決められないことばっかりなんだな」って。だから、自分でもデビューした年が一番大変だったのかもしれない(笑)。

── その出来事がきっかけで、マネティに少し心を開いた?

真野ちゃん:一番のきっかけは、ハロプロのミーティングの時に、私とマネティが廊下で、揉め事じゃないんですけど、ちょっと意見の言い合いをしているところを、(当時モーニング娘。の)新垣さんが見てたんですよ。で、楽屋に戻る時に、新垣さんが「大丈夫?」って話しかけてくれて、「マネージャーさんって何でもわかってくれてるから、そうやって言い合えることって大事なんだよ。我慢しないで言ったほうがいいよ。」って言われて、「あ、そうなんだ……。」って。逆に先輩にそういうところを見られちゃったから、「マネージャーにどんな態度とってるの?」って怒られるのかなって思ったんですけど、「思ったことはちゃんと言ったほうがいいし、ちゃんと聞いてくれる人だから、そのためにマネージャーはいるんだよ。」って言われて。それは今でも覚えています。階段の下で言われたんですけど(ちょっと瞳を潤ませて)。

── なんと!

マネティ:言い合ったことも覚えてない……。

── (マネティを指さして)ひどいですね。

真野ちゃん:もう慣れました(笑)。
前へ
次へ