三菱重工業は、凍結中の国産ジェット旅客機「三菱スペースジェット(MSJ)」の開発を中止する方針を固めた。
2020年10月、「いったん立ち止まる」として量産を凍結していた。開発から約15年がたち、採算性が見込めないと判断したとみられる。
同社は08年3月、三菱リージョナルジェット(MRJ)として開発を始め、15年11月には初飛行を果たした。
しかし、就航に必要な「型式証明」の手続きがうまくいかず、計画はたびたび延期していた。
米国の飛行試験地拠点を閉鎖するなど開発体制を縮小している。
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