将棋の竜王戦6組で6日、現役最年少棋士の藤本渚四段(17)が対局会場を勘違いし、不戦敗となった。
藤本四段は先輩棋士から一目を置かれる終盤力を持つ有望株で、昨年12月のデビューから無敗の6連勝中だったが、思わぬ形で連勝が止まった。
ハプニングが起きたのは、東京・千駄ヶ谷の将棋会館で行われる予定だった神谷広志八段(61)との対局。
棋士による将棋の公式戦は、東京の将棋会館、大阪市の関西将棋会館、名古屋市の名古屋将棋対局場で行われている。
竜王戦は原則として段位が上の棋士が所属する対局場で行われる。
神谷八段は関東所属で、両対局者への対局通知は「東京対局」で出されていたが、
関西所属棋士である藤本四段は今朝、大阪市の関西将棋会館に姿を見せた。
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藤本渚四段
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対戦相手が対局場を間違えたことを知らされ、仰天する神谷八段
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