テレビなどの映像制作会社の代表ら2人が架空の取引を行い、
BSの放送事業者からおよそ10億円をだまし取ったとして逮捕されました。
警視庁によりますと、映像制作会社「円盤家」の代表・朝比奈貞祐容疑者ら2人は2017年、BSデジタルの放送事業者に対し、
映像制作の発注があったかのように装い、およそ10億円を振り込ませた疑いがもたれています。
朝比奈容疑者らは架空取引で資金だけを還流させる「循環取引」と呼ばれる手口を使っていて、
会社の資金繰りが悪化したことから2007年ごろから繰り返し映像制作の発注があるように見せかけ、
およそ120億円を振り込ませたとみられています。
朝比奈容疑者らは循環取引を繰り返す中で放送事業者から5億円以上を中抜きしたとみられ、
一部は私的な支払いにあてていたということです。
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