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ふんどし姿の男たちが厄を落とそうと激しくぶつかり合う奇祭「国府宮(こうのみや)はだか祭」が
3日、愛知県稲沢市の国府宮神社で開かれ、「裸男(はだかおとこ)」のもみ合いが3年ぶりに復活した。
新型コロナウイルス禍で「密が避けられない」と2年連続でもみ合いは中止となったが、
ワクチンの3回接種などの感染対策を参加条件にして開催にこぎ着けた。
約1200年前から続く伝統行事で、くじで選ばれた「神男(しんおとこ)」に触ると厄が落ちるとされる。
今年の神男、自営業矢沢謙二さん(41)=愛知県あま市=が参道に姿を現すと、数千人の裸男たちが「わっしょい」と声を張り上げながら殺到。
裸男をかき分けながら境内の儺追殿(なおいでん)に到着、歓声が上がった。
新型コロナ感染症の影響で2021年、22年はもみ合いが中止となり、神男らが参道を行列して厄よけを祈願する代替行事を実施していた。(共同)