おととし3月、広島市の山中で男性を複数回殴ったうえ、
その後、男性から現金を脅し取ったとして、暴力団組員の男(53)と無職の女(54)が逮捕されました。
この事件で警察は3日、指定暴力団共政会系の暴力団事務所を家宅捜索しました。
傷害と脅迫の疑いで逮捕されたのは、広島市中区に住む指定暴力団共政会 荒瀬組の組員の男(53)と、広島市中区に住む無職の女(54)です。
警察によりますと、2人はほかの2人と共謀して、おととし3月、広島市佐伯区の山中で男性(48)に対して、
自分たちに渡す現金を着服したと因縁をつけて顔面を複数回殴るなどし、男性に加療およそ7日間のけがをさせたうえ、
「お前、あわん金は、とりあえず全部みがけよ。こらえんど」などと脅迫して現金を要求し、その後、男性から現金20万円を脅し取った疑いがもたれています。
男性が被害を警察に届け出て事件が発覚。逮捕された2人と男性は知り合い同士だったということです。
警察は、暴力団の資金源を巡るトラブルがあったとみていて、いきさつを調べるとともに、共謀したとされるほかの2人についても捜査を進めています。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/310325