「実習生の仕事ぶりを見ると、日本人の40代、50代のパートの1.5倍は働くし、途中で辞めたりしない」

当初、2名だった実習生だが、2021年2月時点で13名のベトナム人(うち2名は特定技能に移行)が働く。
実習生採用後、会社は急成長し、年商は5億円を超えた。

「会社が大きくなったのは実習生のおかげ。恩返ししたい」

そんな思いから、酒井は帰国する実習生に、声をかける。

「ベトナムでネギを作らないか?」

種を送り、収穫したネギは酒井が買い取る。そうして、ベトナムに戻って日本にいたときと同程度の収入を確保できるようにしている。

コロナ下でプロジェクトが止まっているが、ベトナムに会社を作り、日本で実習を終えた実習生が働く場を生み出すことを考えている。
https://president.jp/articles/-/65563?page=2