埼玉県鴻巣市の「こうのす共生病院」の常勤医が、新型コロナウイルスの発熱外来などで電話診察した際の音声を、
動画のライブ配信サイト「ツイキャス」で外部に流していたことが11日、病院への取材で分かった。
患者8人の氏名と、うち1人の生年月日が分かる内容だった。
病院によると、医師は7日午後、電話診察の音声をポケットに入った私用のスマートフォンで配信。
患者からの指摘で、午後3時ごろに病院が配信を取りやめさせた。配信は1時間程度だった。
医師は「故意ではなく、ポケットの中で誤って作動してしまったと思う」と説明している。
病院は患者に謝罪し、医師を8日から出勤停止とした。「詳しい原因を調べ、再発防止に努める」としている。(共同)