ソニーグループとホンダの合弁会社「ソニー・ホンダモビリティ」は4日、第1弾となる電気自動車(EV)の試作車を報道陣に公開した。
5日に米ラスベガスで開幕する家電・ITの展示会「CES」で初披露する。
EVはセダン型5人乗りで、「AFEELA(アフィーラ)」と名付けた。
カメラを活用した「電子ミラー」とし、運転席と助手席の前には大きな画面を取り付けた。2025年以降に北米、日本の順で発売する。
ソニー・ホンダが開発するEVは、購入後にインターネット経由で走行性能を更新・変更できる機能や、音楽や映画をダウンロードできる機能を持たせる。車内でゲームも楽しめる。
多くのセンサーやカメラを搭載し、安全性能も高める。この日は米半導体大手クアルコムから技術の提供を受けることも明らかにした。
両社はEVの販売後もサービスへの課金によって安定した収益を得る新しいビジネスモデルを確立することを狙う。
ソニー・ホンダモビリティの水野泰秀会長は、「人々の移動と感動の歴史に新たなページを刻むことになる」と話した。
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