去年11月、大阪府堺市中区の集合住宅の一室で、住人の唐田健也さん(当時63)が死亡しているのが見つかりました。
唐田さんの体には複数の打撲痕があり、肋骨が折れていたことなどから警察は殺人事件として捜査していました。
1月4日、大阪府警は、唐田さんの隣の部屋に住む無職の楠本大樹容疑者(32)を暴行容疑で逮捕しました。
去年10月15日の午後、堺市堺区内のレンタカー店内で、唐田さんの腕を殴打するなど暴行した疑いです。
取り調べに対し「傷害・暴行と呼ばれるようなことはしていません。じゃれあうように手でする程度の認識です」などと容疑を否認しているということです。
捜査関係者によりますと、楠本容疑者は過去に、堺市中区役所の中でも唐田さんに暴行したことがあるといいます。
警察は楠本容疑者が唐田さんの死亡に関与した可能性もあるとみて、慎重に捜査しています。
警察によりますと、唐田さんの部屋には、財布やキャッシュカード、運転免許証が置かれていましたが、
これらの貴重品は、隣人の楠本容疑者が「これまでに預かっていたものや」と警察が来る前に第一発見者のケースワーカーに渡したということです。
また、唐田さんとの関係については事情聴取で「俺はこいつの金の管理をまかされているんや。身寄りがないから俺が管理したってるんや」と話したということです。
警察は、逮捕容疑のほかにも容疑者が常習的に唐田さんに暴行をふるっていたとみて、2人の関係についても詳しく調べる方針です。
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