同社は電気配線工事業者。付帯する空調工事も行い、集合住宅、ビル、商業施設、工場などの建設工事を受注していた。しかし、受注する工務店やゼネコンの大口工事の採算性は低く、同社は、比して利益率の高い小口工事中心の受注に転じたため、受注が大幅に減り、減り過ぎて経費をまかなえず赤字に至り、資金繰りにも窮するようになり、昨年9月までに事業を停止していた。



ゼネコンや工務店は協力業者が選別受注することを嫌う。現場監督と協力業者の信頼関係で受注するケースがほとんど。