ハイマースでロシア側63人死亡 大みそか、軍批判も
https://news.yahoo.co.jp/articles/e3eabdd93ff1cb984dcae68e90cc4721f56355d8

岡部芳彦

神戸学院大学経済学部教授/ウクライナ研究会会長

ロシアのテレビでは現地の映像が放送され、現場の建物が跡形もなく崩れ落ちているのが分かります。
まず、そこに集まっていたのは露南東部のサマラ州とサラトフ州を中心とする部隊の兵です。
自称「ドネツク人共和国」情報当局者によると、年越しカウントダウンパーティをしており、集まった兵士らが携帯電話を頻繁に使ったところ、宇軍に電波を特定されハイマースで攻撃されたそうです。
被害を受けた、あるいは連絡がつかないことに不審に思った兵士家族から、1月2日にサラトフ州ブサルギン知事に真相を明かすよう要求があり、サマラ州アザロフ知事が地方メディアで発表した声明で、SNS上にデマが流れているとしつつも「負傷者への治療に包括的な支援」を約束したことからかなりの被害が出たことが分かりました。
その後、露国防省から63人の死亡が発表されました。被害が大きすぎ、兵士家族・親族らを抑えきれず、公式発表となったのではないでしょうか。