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通常より1本多い11本の足(腕)があるアオリイカを鳥取県内在住の女性が釣り上げ、県水産試験場が9日発表した。
担当者は「アオリイカでは国内初の可能性がある」としている。2019年にも同試験場は11本足のスルメイカ発見を発表し話題を呼んだ。
釣ったのは同県米子市のパート小林彩香さん(33)。4日に松江市美保関町の防波堤で友人と釣りをしていたところ、午前6時ごろアオリイカを捕獲した。
「家で一夜干しにしようと腕を並べていたところ異変に気付いた」とうれしそうな様子。
琉球大理学部の池田譲教授(頭足類学)は「いずれも吸盤がついている。大きな腕で立派だ」と評価。
数が多い理由について、切断後に再生された際に2本になった後発的要因か、生まれながらに2本生えてそのまま育った先天的要因が考えられると説明。
個体は、胴体の長さが19・5センチとやや大きめのサイズ。現在は冷凍保存されており、今後の研究に生かしたいと考えているという。(共同)