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東急電鉄暴力駅員、質問した乗客に重傷を負わせる

東急東横線・都立大学駅の駅員(35)が、券売機の使い方をたずねる乗客の会社社長(48)をバカヤロウ呼ばわりしたうえ、
壮絶な暴力を加えて、大怪我を負わせた(2000年1月30日午前10時頃)。

都立大学駅から電車に乗ろうとしたところ、営団地下鉄との相互乗り入れなどのため券売機の料金表示がよくわからなかった。
このため、改札近くの窓口で駅員に二度にわたり同じことを聞いた。それに対し、駅員は「このバカめ」と突然罵声を浴びせた。これには会社社長も憤慨。
「バカとは何だ。○○○○という名前か」と胸のネームプレートを確認して言い返した。

駅員は呼び捨てにされたことに激高し、その場で会社社長の首を締め、顔を殴った。
さらに、改札口近くの柱に頭や顔をぶつけた。駅員の暴行はそれだけでは収まらず、会社社長を駅の事務室に連れ込み、再び首を締め、顔を殴った。

「ワイシャツは一部が張り裂け、ボタンがはじき飛んだ。前歯の差し歯2本が根本から折れた。首のケガは治ったが、
それでもノドの奥が切れている。今もおかゆしか食べられず、食事をするのがつらい」。会社社長は抜けた前歯から空気が抜けるような声で話す。
病院の診断では、歯の修復なども含めて全治10カ月から1年という。

すぐに碑文谷署に被害届を出したが、東京急行電鉄本社の対応にはいまも腹を立てている。
「本社の事業部長という人が一度謝りに来て、上司に稟議をとらなきゃならないので治療の計画書を出してくれといわれた。
責任者に電話しても『出張だ、休みだ』といって対応してくれない。挙げ句の果てに弁護士が対応するから書類を出してくれという。
そんなのあるか」と憤懣やるかたない様子だ。誠意の全くない対応である。

会社社長は「会社の倫理の問題だ」と配達証明も出した。2月25日になってようやく社長名で社員の暴挙を認める詫び状が届いた
(「東急駅員逆ギレ、客をボコボコに」ZAKZAK 2000年3月23日)。今更の感があるものである。これが東急クオリティである。