JR新宿駅(東京都新宿区)で10月28日深夜、線路に男性が立ち入り、埼京線などが一時運転を見合わせるトラブルがあり、
この男性が警視庁本部に所属する40代巡査部長だったことが、捜査関係者への取材でわかった。
巡査部長は痴漢を疑われて逃走を図ろうとしていたといい、その際に負傷して現在も入院しているという。
同庁は巡査部長の回復を待ち、都迷惑防止条例違反(痴漢)容疑なども視野に事情を聴く方針。
JR東日本などによると、トラブルは10月28日午後11時15分ごろに発生。巡査部長が線路に立ち入ったことから、ホームの非常停止ボタンが押された。
この影響で埼京線のほか、山手線や中央線など計68本が最大50分にわたって運転を見合わせ、約5万3千人に影響が出た。
捜査関係者によると、巡査部長はマネーロンダリングなどの捜査を担当する警視庁本部犯罪収益対策課の所属。
同僚との飲み会の帰りに電車内で痴漢行為をしたと疑われ、降車した新宿駅でホームから線路に飛び降りるなどして逃げようとした際に大けがを負ったという。
同庁の大嶌(おおしま)正洋・警務部参事官は取材に「捜査の結果を踏まえ、厳正に対処したい」とコメントした。
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