名門を襲った悲劇 京セラのアンカー残り1キロで大腿骨骨折 過去の悲劇で棄権のルール変更
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 全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)の統一予選会の最終6区で16位を走っていた京セラの白井明衣が残り1キロ付近で転倒した。転倒直前に左脚に異変があったとみられ、左膝付近に手をやりながら道路に横たわって起き上がることができずに後続に抜き去られた。

 大会主催社によると、教護係の医師が診察し、左大腿(だいたい)骨骨折の疑いがあると判断し、競技を中止させることとし、そのまま救急車で搬送。福岡県宗像市の病院で大腿骨骨折と診断された。

 全国切符が16チームに与えられる今大会。全日本実業団対抗女子駅伝で過去4度の優勝を誇る名門の目標達成目前の悲劇だった。

 プリンセス駅伝では、2018年の2区で岩谷産業の選手が右脚を骨折しながらはって進み、たすきをつなぎ、波紋を呼んだ。この一件を受け、規則が一部変更され、本人に競技続行の意思があっても、審判長もしくは権限を委嘱されたものが競技を止めさせるものとした。