他人のクレジットカード情報を使ってインターネットの宅配サイトで高級ワイン50本、およそ350万円相当を注文し、不正に受け取ったなどとして2人が逮捕されました。
警視庁は、ワインを買取店などで売りさばいて現金化していたとみて、詳しいいきさつを調べています。2人のうち1人は容疑を否認し、1人は黙秘しているということです。

逮捕されたのは、札幌市の無職山本翔輝容疑者(23)と東京・文京区の会社員春日井湧容疑者(22)の2人です。

警視庁によりますと2人は仲間と共謀し、ことし1月上旬ごろ、他人のクレジットカード情報を使ってインターネットの宅配サイトで高級ワイン50本、およそ350万円相当を注文し、不正に受け取ったなどとして盗みなど疑いが持たれています。

大量のワインの注文を不審に思った宅配サイトの運営会社が警視庁に相談して被害が発覚したということで、これまでに同じグループとみられる3人が逮捕・起訴されています。

だまし取ったワインは都内の買取店などで売りさばいて現金化していたとみられるということです。

調べに対し山本容疑者は黙秘し、春日井容疑者は「他人のカード情報が使われているとは知らなかった」などと供述し、容疑を否認しているということです。

警視庁は同様の手口であわせておよそ100本のワイン、1000万円相当をだまし取った疑いがあるとみて捜査しています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220906/k10013805791000.html