その中には、あの参議院議員の鈴木宗男氏もいた

「子供の入学金、学費が足りないと言うから、私のポケットマネーで応援しました。
三井君とは同じ故郷(北海道・足寄町)で、同郷の人情です。
いろんな人から三井君が迷惑をかけていることは聞いていて、心配していました。
彼はプロでそれなりの成績も残していました。まだ若いんだから、心を入れ替えて出直してほしい」

一体、何があったのか。三井は現在、千葉県の少年硬式野球チームの監督を務めている。
練習後の本人を直撃した。

――フライデーです。借金の件ですが、皆さん心配していらっしゃいました。

「ええ……今、返せるところには少しずつ返していっている最中です」

――おカネは何に必要だったんでしょうか?

「だいぶ前に野球教室を立ち上げたんですが、その運営費で借金してから、首が回らなくなってしまって。
今の借金は総額で500万円くらいです」

――お子さんの学費ではなく?

「はい、そうです。いろんな事情が重なってしまって……」

被害者が口々に言うのは、カネの返済よりも「本人の事情を知りたい」ということだった。
直接彼らへ誠意ある説明があれば、苦しい事情の元エースを”救援”する策が出てくるのかもしれないが……。

『FRIDAY』2022年9月9日号より