ホンダはインドでブランニューモデル「CB300F」を発表。
近年になって伸長を見せている250~500ccのミドルレンジに、これまたインドで主流の座を奪いつつあるストリートファイターのスタイルで殴り込みをかける意欲作だ。
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CB300Fには標準モデルのDLXと豪華版のDLX PROが存在(これはハイネスCB350と同様のバリエーション構成)し、DLXは22万5900ルピー、DLX PROは22万8900ルピーとされた。
これはクラシックモデル・ハイネスCB350(日本名はGB350)の現行価格19万8179ルピー~20万5679ルピーよりも高く、CB300R(日本仕様CB250Rの兄弟車)の27万7000ルピーよりはかなり安いという立ち位置だ。
日本へ導入される可能性は薄いと思われるが、仮に発売された場合はハイネスCB350との価格比から63万円程度になるものと思われる。
国内CB250RはGB350の55万円に近い56万4300円だが、これは生産地などとの兼ね合いもあると思われ、一概に参考にはしにくいかもしれない。
さて、スペックである。オンライン発表会で言及されたとおり、新作エンジンはなんと油冷4バルブの単気筒(おそらくSOHC)だ。
ホンダがエンジンを油冷と称するのは筆者の記憶の限り初めてのことであり、これはかなりのインパクトといえよう。
……とはいうものの、シリンダーに刻まれたフィンの姿などからは、空冷+油冷の空油冷と見る方が妥当だろうか。
ボア×ストロークは77.0×63.0mmのショートストロークで、24.4ps/7500rpmの最高出力と2.61kg-m/5500rpmの最大トルクを発生する。