「山あげ祭」で感染、陽性者多数 栃木・那須烏山市
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b822231ce5b39869a0d05649be5ad12b7b6d2d7

「山あげ祭」は国指定の重要無形民俗文化財で「山・鉾(ほこ)・屋台行事」の一つとして国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産にも登録されている移動式野外劇。今月22~24日まで開催され、約4万人が見物に訪れた。

同実行委によると、同祭が終了後の25日、当番町の元田町などから若衆らの発熱や体調不良などの報告があり急遽(きゅうきょ)、各町内の筆頭世話人などを通して聞き取り調査を開始。28日午後4時現在でPCR検査の陽性者が84人。また、簡易キットでの陽性反応が13人、9人が体調不良を訴えていることを27日までに確認した。

有観客での同祭開催に当たっては、同実行委がガイドラインを作成。マスクを着用の上、密や大きな声での会話などを避ける、また飲食や飲酒にも細心の注意を払う-などの感染対策が記載されていた。

27日の会見で三森文徳実行委員長は「ガイドラインには『祭りで大きな声を出さない』など実際には運用上、難しい部分もあった」とし「盛り上がると制御がきかず、たががはずれたところもあった」と話した。