日本産科婦人科学会(日産婦)の2019年のデータによると、不妊治療による出産率は、32歳の22%から徐々に下降し、40歳で9・8%、43歳になると3・6%に低下する。逆に流産率は年齢とともに上昇する。26歳時点で15・5%だが、43歳で48・4%、44歳で53・1%に達する。

 不妊治療で出産した女性の9割は6回までの治療で出産する一方、40歳以上では治療回数を重ねても出産する割合がほとんど増えないとのデータもある。