JR埼京線の車内で痴漢をしたとして警視庁は16日、東京都迷惑防止条例違反の疑いで埼玉県内の50代会社役員の男を逮捕した。
「詳細については弁護士が来てから相談する」と話している。男は6日に東京都迷惑防止条例違反容疑で現行犯逮捕されたが、対応した警察官のすきを見て逃走していた。
警視庁は対応に不適切な点があったとして再発防止を徹底するとしている。
逮捕容疑は今月6日午前8時35~45分ごろ、JR埼京線赤羽-板橋駅間を走行中の車内で20代女性の身体を触ったとしている。
女性自ら取り押さえ、駅員に引き渡した。駅員の連絡を受け1人で駆け付けた滝野川署板橋駅東口交番の40代男性巡査長が対応したが、男の求めに応じ、駅前の喫煙所でたばこを吸わせていた際に目を離し、逃走。当時、手錠はしていなかった。
防犯カメラの解析などを進め男を特定し、16日午前、勤務先付近で逮捕した。
警視庁は警察官が1人で現場に向かったことや喫煙を許可したことなどが不適切だったとし、教養資料を作成するなどして再発防止に努めるとしている。
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